小鉢をたくさん注文する人も
一方、20代の女性会社員・Bさんは、小鉢を多めに頼むことが多い。
「いろいろな種類のおかずをちょっとずつ食べるのが好きなんです。100円くらいの小鉢を3つくらい食べることが多いです」
Bさんのメニュー、小鉢を3つセレクト
ある日、Bさんが頼んだのは、『塩焼秋刀魚』(367円)、『ほうれん草かつお』(107円)、『わかめ酢』(107円)、『切干大根』(107円)、めし(173円)、みそ汁(71円)で、合計932円だ。
「1000円弱の定食と考えると少し高いかなあとも思いますが、トータル料金は小鉢で調整できますし、何より栄養バランスを考えられるのは魅力です」(Bさん)
ミニマムな食事にも対応
30代の自営業の女性・Cさんは、ダイエットのために炭水化物の摂取量を制限しているという。そんななか、自由にメニューを選べる『まいどおおきに食堂』は利用しやすいという。
「おかずだけを頼んで、ご飯を頼まないという選択ができるのはメリットです。サラダ系とメインとなるおかず1品だけで済ませることができるので、ダイエット的にもお財布的にも助かります」
また、少食だという40代会社員の女性・Dさんは、「おかずとごはん」だけを注文することが多いという。
「普通の定食チェーンだと、ちょっと量が多いなあと感じることもあって、残しがちなんですが、『まいどおおきに食堂』であれば、ごはんの小とおかず1品だけでも成立するので、よく利用します」
また、『まいどおおきに食堂』では季節ごとのメニューと定番系のメニューがともに提供されている。前出・小浦氏はこう話す。
「客としては、定番系のメニューの中にお気に入りがあれば、いつでも安心して利用できる。一方で季節のメニューもあることから、いろいろな味を楽しむこともできる。幅広い客層とその時の気分に対応できるチェーン店としては、かなり貴重な存在だと思います」
自由度の高さで多くの人に愛されている『まいどおおきに食堂』。人気はまだまだ拡がりそうだ。