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投資

スーパーの鮮魚売り場店員がFXで1億円を稼ぐまで

 投資で1億円超えを達成した人を、いつからか「億り人」と呼ぶようになった。ハンドルネーム「魚屋」さん(40代・投資歴12年)もその一人。魚屋さんが、自身の投資遍歴を振り返る。

鮮魚店から億り人に(イメージ)

鮮魚店から億り人に(イメージ)

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 元々スーパーの鮮魚売り場で働いていたのですが、将来はほかに収入がないと厳しくなるだろうなと思って、2004年からFX(外国為替証拠金取引)を始めました。元手は80万円。スワップ金利狙いのNZドル/円で一時はそれなりの利益も出ていたのですが、南アフリカランド/円で一気に2~3円の円高になり、2~3日でほぼ失ってしまって……。

 このとき妻からこっぴどく叱られ、FX禁止令が出たんです。ただ、それでもFXを続けたかったので、ゲーム機やソフト、大切にしていたマンガを売って、なんとか8万円の資金をつくりました。

 NZドルをレバレッジ1倍で売買していたほか、スワップ金利狙いでドルペッグ通貨をハイレバレッジで売買したりしていました。レバレッジ規制が導入される10年までに2000万円くらいの利益を得ることができたと思います。家を建てたのも、この頃です。

 ちなみにリーマン・ショックでは、売りと買いのポジションを調整しながら売買して、想定外のことにも対応できる力がつきました。もともと「高金利通貨の買い」でやられたので、「だったら売りもやってみよう」と思っていて、うまく立ち回ることができましたね。

 レバレッジ規制後は1年かけて試行錯誤しながら、相場が上がっても下がっても利益が狙えるような仕組みを考えました。これを「くるくるワイド」と呼んでいます。

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