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【日本株週間見通し】日経平均24000円台回復、上値追いにも期待

 前日に米中貿易協議の第1段階合意文書が署名され、週間新規失業保険申請件数が予想より減少、12月小売売上高が堅調な内容と好材料がそろった16日のNYダウは前日比267.42ドル高と4日続伸した。この流れを受けて17日の日経平均は、節目の24000円を回復しての寄り付きとなり、12月17日の昨年来高値24091.12円を更新した。午前11時に中国国家統計局が発表した第4四半期の中国GDP伸び率は、前年比プラス6.0%と予想通りとなったことで市場に安心感を与え、12月の中国鉱工業生産が市場予想を上回ったことも好感された。NY市場での半導体関連株の上昇を受けて、信越化<4063>など半導体関連、ハイテク株の一角に買いが先行する展開となった。日経平均は前日比108.13円高の24041.26円と3営業日ぶりに24000円台を回復して大引けた。

 今週の日経平均は24000円の大台固めが想定される中、一段の上値をうかがう展開も期待される。為替相場が昨年5月以来の円安水準に振れたことから、優良株、輸出関連株を中心に買いを誘っていることから下値抵抗が強まっている。史上最高値を更新するNYダウとナスダック指数、そして1ドル=110円近辺となってきた円安傾向を味方に、17日の日経平均は昨年来高値を更新したことで市場ムードが好転していることも心理的なプラス材料として働いてくる。

 対して、第1段階目の合意署名後の米中貿易交渉、小康状態にある中東情勢、1月末に迫ったブレグジット(英国の欧州連合離脱)と懸念材料は残り、日経平均24000円台では高値警戒感を指摘する声もある。しかし、市場の関心は企業決算の発表にシフトし始めており、一段高のきっかけを握るのは、この決算発表となる期待がある。

 日本では3月期第3四半期を中心とした決算発表シーズンが始まる。最初のピークは420社超が発表する31日となるが21日は東京製鐵<5423>、23日に日本電産<6594>、ディスコ<6146>が決算発表を予定している。なかで、日本電産の決算後の株価の動きはハイテク株、ディスコは半導体製造装置関連の株価動向に影響を与えてくることになる。マーケットの視点は3月期決算企業の来期に移っており、企業から発信される事業環境やアナリストの評価に関心が注がれよう。

 また、米国でも米国時間22日のテキサス・インスツルメンツ、23日のインテルといった半導体大手の決算発表が控えている。16日の米国市場では、台湾積体電路製造(TSMC)の好決算による半導体の需要増の観測などを背景に半導体株が軒並み強い値動きをみせた。半導体関連は日経平均など指数への影響も大きい。また、円安を背景に昨年4月高値のマツダ<7261>が5%高、同9月高値のSUBARU<7270>が4%高となるなど、輸出関連株の出遅れ循環物色も展開されそうだ。

 今週の主な国内経済関連スケジュールは、20日に日銀金融政策決定会合(21日まで)、通常国会召集、21日に黒田日銀総裁会見、日銀「経済・物価情勢の展望」(展望レポート)、22日に12月首都圏新規マンション発売、23日に12月貿易統計、11月全産業活動指数、24日に12月消費者物価指数、12月18・19日の日銀金融政策決定会合議事要旨が予定されている。

 一方、米国など海外主要スケジュールでは、20日はキング牧師生誕記念日で米国市場休場、中国通信機器大手・華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟副会長身柄引き渡し審理開始(カナダ・バンクーバー)、21日に世界経済フォーラム(ダボス会議、24日まで)、22日に米12月シカゴ連銀全米活動指数、米11月FHFA住宅価格指数、米12月中古住宅販売件数、23日にECB定例理事会、ラガルド総裁会見、米12月CB景気先行総合指数、24日は春節で中国市場が30日まで休場が予定されている。

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