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東西線「混みすぎ!」利用者の悲鳴に東京メトロの回答は

 こうしたユーザーの声をあらためて東京地下鉄株式会社(東京メトロ)に伝えたところ、次のように回答した。

「ただいま当社では、混雑緩和が喫緊の課題である東西線において、混雑率180%以下を目指すべく、大規模改良など、総額約1200億円の輸送改善プロジェクトを実施しております。

 内容は大きく4つあり、

1:茅場町駅のホーム延伸等の大規模改良(2022年度提供開始予定)
2:飯田橋駅から九段下駅間の折返し設備の整備(同2025年度予定)
3:木場駅のホーム・コンコース拡幅等の大規模改良(同2025年度予定)
4:南砂町駅の線路・ホーム増設等の大規模改良(同2027年度予定)

 に取り組んでおります。

 その他にも、混雑緩和、遅延抑制に有効な“オフピーク通勤(通学)”を推進しており、朝ラッシュのピーク前後の時間帯に東西線の対象駅で入出場されるお客様を対象に、東京メトロのポイントを進呈するオフピークプロジェクトに取り組んでいます。

 東西線は全区間の60%が地上部を走行しています。また、中川と荒川という大きな河川の橋梁部分を走行するため、特に風の影響を受けやすい路線になっています。そのため、皆様の安全を最優先に考え、基準値を他の路線よりも高く設定しております。

 加えて、風速の基準値とは別に、1978年2月28日に発生しました竜巻による列車脱線事故を教訓に、竜巻注意情報が発生した際の運転規制も設けています」(広報部)

※週刊ポスト2020年2月28日・3月6日号

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