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【ドル円週間見通し】GWを挟み、底堅い値動きとなるのか

・4月27日-5月8日週に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(米)1-3月期国内総生産速報値 4月29日(水)午後9時30分発表予定
・予想は、前期比年率-3.7%
 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で外出制限が継続していること、企業設備投資や耐久財受注は減少していること、個人消費は大幅に抑制されていることから、1-3月期の経済成長率はマイナスの水準に落ち込んだとみられる。4-6月期の成長率はさらなる落ち込みが予想される。

○(米)連邦公開市場委員会(FOMC) 4月29日(水)日本時間30日午前3時結果判明
・予想は、金融政策の現状維持
 米連邦準備制度理事会(FRB)による国債購入ペースは一日150億ドル程度に緩和されたが、NY連銀のウィリアムズ総裁は「経済の完全な回復は年末まで予想していない」、「経済が望む水準に回復するまで時間がかかる」との見方を示しており、FRBは大規模な金融緩和策を長期間継続する可能性が高いと予想される。

○(欧) 1-3月期ユーロ圏域内総生産速報値 4月30日(木)午後6時発表予定
・予想は、前年比-3.6%
 欧州委員会が3月13日に公表した予測によると、新型コロナウイルスの世界的大流行によって、2020年の欧州連合(EU)の成長率は2.5ポイント押し下げられる見込み。1-3月期時点では感染被害の影響は限定的であるものの、ユーロ圏経済は当初の予想以上に縮小する可能性がある。

○(米)4月雇用統計 5月8日(金)午後9時30分発表予定
・予想は、非農業部門雇用者数は-1900万人
 参考となる3月実績は、非農業部門雇用者数は-70.1万人、失業率は4.4%。4月については、4月中旬時点の失業保険継続受給者数は1400万人に達していることから、非農業部門雇用者は記録的な減少となる見込み。失業率は10%を超えると予想されている。

○その他の主な経済指標の発表予定
・4月27日(月):(日)日本銀行金融政策決定会合
・4月28日(火):(日)3月失業率・有効求人倍率、(米)4月CB消費者信頼感指数
・4月30日(木):(日)3月鉱工業生産、(中)4月製造業PMI、(欧)ユーロ圏3月失業率、(欧)欧州中央銀行理事会、(米)3月PCEコア価格指数、(米)1-3月期雇用コスト指数、(米)4月シカゴ購買部協会景気指数
・5月1日(金):(米)4月ISM製造業景況指数
・5月4日(月):(中)4月財新製造業PMI
・5月5日(火):(欧)3月ユーロ圏生産者物価指数、(米)3月貿易収支、(米)4月ISM非製造業景況指数
・5月6日(水):(中)4月財新サービス業PMI、(欧)3月ユーロ圏小売売上高、(米)4月ADP雇用統計
・5月7日(木):(中)4月貿易収支、(独)3月鉱工業生産、(英)英中央銀行金融政策発表、(米)1-3月期労働生産性
・5月8日(金):(日)3月全世帯家計調査・消費支出、(独)3月経常収支、(加)4月失業率

【予想レンジ】
・106円00銭-109円50銭

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