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定期保険か収入保障保険か 選ぶ基準は「子供の有無と年齢」

最適な死亡保険のタイプを選びたい(イラスト/古藤みちよ)

最適な死亡保険のタイプを選びたい(イラスト/古藤みちよ)

 新型コロナの影響で危機意識が高まったこともあり、3月の生命保険への申込は前年同期比で82%増えたというが、どんな保険を選んでいるのだろうか。保険料にかかる支出や死亡保険金の受け取り方を鑑みると、選び方のポイントはさまざまだ。

 一定期間の保障があって掛け捨ての「定期保険」と同じく一定期間の保障をしながら保険金を分割で受け取る「収入保障保険」は、前者が一括で死亡時に保険金が支払われるのに対し、後者は契約時に決めた期間内(10~20年間など)で、月々15万~20万円など、分割して保険金が受け取れる仕組みだ。年金の受け取りをイメージすればわかりやすい。亡くなった世帯主の毎月の収入を肩代わりしてくれるような仕組みのため、「収入保障保険」と呼ばれている。
 
「60才までの死亡に備えるとすると、定期保険の場合、60才までならいつ死亡しても同じ金額を受け取れます。収入保障保険の場合は、月15万円ずつ受け取る契約なら、たとえば40才で死亡したら残り20年間を毎月15万円を受け取ることができ、50才で亡くなったら受給できるのは残りの10年間と、受給総額はだんだん減っていきます。その分、収入保障保険の保険料は定期保険の3分の1程度で済みます。

 実は、保険金が次第に減っていくという仕組みは、子育て世代にピッタリです。子供が小さいうちは成人するまでにかかる学費や生活費のトータルの負担が大きい一方、成人に近づくにつれ負担は減ります。その分保険料が安く抑えられているので、理に適っています」(生命保険会社勤務の経験を持つファイナンシャルプランナーの横川由理さん)

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