家計

外出自粛中の“にわか自炊”で「ムダになった調理家電」の数々

「最近5キロ太ったので、ダイエットをしたいのですが、フライドポテトが大好き。なので、以前から油を使わずに“揚げ物”風のものができるというノンフライヤーがほしかったんです。でも、実際に作ってみると、あまりジューシー感がなくてイマイチ。やっぱり普通に油で揚げた方がおいしいと感じました。それに分解して洗うのが意外と面倒。カロリーは気になるところですが、満足感を得られないで他のものを暴食してしまうし、僕には不向きだったようです」(Bさん)

 もう一つBさんが購入したのは、できたてのパンが食べられると人気のホームベーカリーだ。「こね」「発酵」「焼き」という工程を機械が担ってくれるすぐれものだが、Bさんにとって必ずしも便利なものではなかったようだ。

「パン好きなので、家で焼き立てのパンが食べられたらどんなにいいだろう、と思って購入。さまざまなアレンジもできそうだと、ワクワクしていました。でもおおざっぱな私には材料の計量が面倒で、ハードルが高かったです。しかも意外と音が大きくてびっくり。さらには後片付けが大変で……。市販の食パンの、圧倒的なコスパの良さにあっさり負けました。いらなくなった家電はメルカリに出品します」(Bさん)

 美容業界で働く20代女性Cさんは、カフェめぐりが趣味。コロナが蔓延し始めてからは、カフェのメニューを再現して、かねてから憧れていた“おうちカフェ”を実現しようとしたが、せっかく買ったのに使わなくなってしまったものがあった。

「ホットサンドメーカーです。数千円と手頃な価格で、朝食がお洒落になるかなと思って。数回使いましたが、あっという間に飽きて、そうこうしているうちに仕事が再開。時間があるときにしかやらないものは、普段の生活では、結局続きませんね。具材を考えるのも面倒になり、結局、ランチパックを焼いてみたらおいしかったので、それで事足りました(笑)。もう使いそうにないので、実家に送りました」(Cさん)

 本格的に自炊しようと意気込んで買った調理家電も、実際に使ってみると、自分の生活には合わないということもある。購入を考えている人はくれぐれも慎重に。

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