投資

マックからかつやまで “コロナに強い”6月注目の株主優待5選

マクドナルドはコロナ禍でも業績好調。株主優待にも注目

 決算発表シーズンが終わり、新型コロナウイルス感染拡大が各企業に及ぼす影響の程度が見えてきた。すでに開示されている決算は3月までの数値なので、本格的な影響が出るのは次の決算からとなるが、3月までの数字や月次売上でもある程度の「コロナ耐性」は推測できる。本記事では、6月に権利確定を迎える企業の中から、コロナ禍でも比較的業績が好調な“コロナに強い”株主優待銘柄を紹介しよう。2020年6月の株主優待を得るには、6月26日(金)までに株を購入しておく必要がある。

日本マクドナルドホールディングス(2702)

 外出自粛により外食企業の多くが大幅な売り上げ減に直面する中で、日本マクドナルドホールディングス(2702)の5月の月次売上は前年同期比15.4%と2ケタ成長をマークした。月の大半で店内客席の利用を中止し、テイクアウトとデリバリーだけの営業となったが、客単価は45%増とファミリー層のまとめ買い需要をつかんでいる。

【優待内容】自社店舗で使える優待食事券(1冊にバーガー類・サイドメニュー・飲み物のセット引換券が1枚になったシート6枚)……100株以上300株未満:1冊 300株以上500株未満:3冊 500株以上:5冊(6月末、12月末、年2回)

Genky Drugstores(9267)

 北陸東海でドラッグストアを展開するGenky Drugstores(9267)も元気だ。ドラッグストアは「コロナ特需」の恩恵を受ける反面、訪日観光客(インバウンド)落ち込みによるマイナス影響も懸念されるが、同社は地方で生活必需品に特化した店舗展開をしており、インバウンド減のインパクトはほとんど受けていない。既存店売上高も3月から5月まで3か月連続で20%成長と絶好調だ。株主優待の権利確定日は6月20日で、2020年は6月17日(水)までに投資しておく必要がある点に注意したい。

【優待内容】6000円相当の自社グループサプリメント2箱セットか自社グループ化粧品2点セット、3000円相当のカタログギフト、福井県産コシヒカリ5kgから選択……100株以上(6月末、12月末、年2回、2年以上継続保有の場合2000円相当の自社商品券を追加)

アークランドサービスホールディングス(3085)

 とんかつ専門店「かつや」を展開するアークランドサービスホールディングス(3085)は、4月こそ月次売上が前年比93.3%と前年割れしたが、5月は104.5%とテイクアウト需要の取り込みに成功した。4月以降も新規出店を続けており、6月には冷凍食品会社を買収予定と、コロナ禍でも攻めの経営を続けている。

【優待内容】自社店舗で使える食事券……100株以上200株未満:1100円分 200株以上1000株未満:2200円分 1000株以上:1万1000円分(6月末、12月末、年2回)

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