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【ドル円週間見通し】ユーロドル上昇の一服で、ドル円下押しも弱まるか

・8月10日-14日週に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(欧)6月鉱工業生産 12日(水)午後6時発表予定
・予想は、前月比+12.0%
 参考となる5月実績は、前月比+12.4%で市場予想を下回った。耐久財の生産は大幅に増加したが、ドイツの5月鉱工業生産は前月比+7.8%にとどまっており、生産水準は部分的な回復にとどまっている。6月については、ドイツの状況次第だが、ユーロ圏各国の生産活動は拡大しており、2カ月連続で前月比二桁の伸びを記録するとみられる。

○(中)7月小売売上高 14日(金)午前11時発表予定
・予想は前年比+0.1%
 参考となる6月実績は前年同月比-1.8%で予想に反して減少。飲食類の売り上げ減少が目立つ。この結果、今年1-6月期の小売売上高は、前年同期比-11.4%の大幅な減少を記録した。7月については飲食類の売上増加が予想されているが、全体の売上高は前年比でわずかな増加にとどまる見込み。

○(欧)4-6月期域内総生産(GDP)改定値 14日(金)午後6時発表予定
・予想は、前年比-15.0%
 参考となる速報値は前年比-15.0%。需要項目別では、各国で個人消費や投資の大幅な減少が観測された。この状況は改定値でもほぼ変わらないと予想されており、スペインやフランスの国内総生産の大幅な落ち込みがユーロ圏経済の大幅な縮小につながるとみられる。

○(米)7月小売売上高 14日(金)午後9時30分発表予定
・予想は、前月比+1.7%
 参考となる6月実績は前月比+7.5%。主要13項目のうち10項目で増加。事業活動を再開した企業が増えていることや、失業保険給付の上乗せ措置などが個人消費の拡大につながったとみられる。この状況は7月も大きく変わっていないため、小売売上高は堅調さを保つとみられる。

○その他の主な経済指標の発表予定
・8月10日(月):(中)7月消費者物価指数
・8月11日(火):(日)6月経常収支、(独)8月ZEW景気期待指数、(英)4-6月期ILO失業率、(米)7月生産者物価指数
・8月12日(水):(英)4-6月期国内総生産、(米)7月消費者物価指数
・8月13日(木):(日)7月国内企業物価指数
・8月14日(金):(中)7月鉱工業生産、(欧)6月貿易収支、(米)4-6月期労働生産性、(米)7月鉱工業生産、(米)8月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値、(米)6月期企業在庫

【予想レンジ】
・104円00銭-106円50銭

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