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苦戦が続く「いきなり!ステーキ」、相次ぐ仕様変更に愛好者の思いは

いきなり!ステーキの仕様変更をどう考える?(時事通信フォト)

 一時期は1000店舗を目標に店舗数を増やしていた『いきなり!ステーキ』。だが、2019年12月に490店舗まで伸ばすも、今年7月時点では374店舗に減っている。外食チェーンに詳しいフリーライターの小浦大生氏はこう説明する。

「『いきなり!ステーキ』は2018年頃、急速に店舗を増やしました。しかし、近隣に出店するケースもあり、その結果、自社店舗同士が競合するという問題も生じてしまった。また、出店スピードに従業員の教育が追いつかず、オペーレーションの面で上手くいかないこともあったとも言われています。

 そこに新型コロナウイルスの感染拡大による客足の激減も伴って、業績が悪化。いきなり!ステーキやペッパーランチを運営するペッパーフードサービスは、今年7月に両チェーンを合わせて114店舗を閉店すると発表しています」

 8月31日には、いきなり!ステーキで使用できるプリペイドサービス「肉マネー」を2021年12月で終了することが発表された。同社によると、「決済サービスが充実したこと」を肉マネー廃止の理由としており、現在はクレジットカードや交通系電子マネーを使用でき、9月以降はQRコード決済も利用できるようになるという。

 この肉マネー廃止にがっかりするユーザーも少なくない。肉マネーを活用していた都内在住の会社員・Aさん(40代女性)は、こう話す。

「肉マネーはチャージする金額に応じてボーナスポイントが付いてくるので、とてもお得だったんです。誕生日に肉マネーのプリペイドカードをプレゼントしてもらうこともありました。“肉の日”のチャージボーナス5倍サービスも嬉しかったんですが、そのサービスが中止になっていたので、怪しいとは思っていたんですよね……」

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