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大規模水害 東京・大手町の地下街が「危険なスポット」であるワケ

2020年10月14日 7:00

東京の浸水危険度マップ(東京大学・早稲田大学の発表による。2005年9月の「杉並豪雨」を想定し、1時間に50mmを超える雨が2時間半にわたって降ったとき、浸水が1mを超える地点を抽出)
東京の浸水危険度マップ(東京大学・早稲田大学の発表による。2005年9月の「杉並豪雨」を想定し、1時間に50mmを超える雨が2時間半にわたって降ったとき、浸水が1mを超える地点を抽出)

 近年、温暖化の影響で台風シーズンが延び、ここ数年、10月になってから大雨が降ることが増え、さらに、10月に巨大台風が発生する可能性も大きいという。その結果、これまで被害が少なかった東京や大阪などの大都市でも甚大な水害が起きるリスクが高まっているが、水害においては、都市部ならではの注意すべきポイントがある。関西大学社会安全学部特別任命教授の河田惠昭さんが指摘する。

「降水量が雨水処理能力を上回り、処理できない水が地上にあふれることを『内水氾濫』といいます。河川氾濫や津波と違って家が押し流されたりはしませんが、1999年に福岡市の地下街でテナントの開店準備をしていた女性が内水氾濫による浸水で閉じ込められ、死亡するという痛ましい事故も起きています」

 別掲の「浸水危険度マップ」で、濃いグレーの部分は平均海面以下、薄いグレーの部分は各月の最高潮位を平均した水面以下、斜線の部分は、防波堤などを設計する際に想定する最高潮位以下の地点だ。大規模水害が起これば、ほぼ全域が浸水するといわれている東京都江戸川区は、東京23区の中でも特に水害への危機意識が高い。昨年発表されたハザードマップには、「ここにいてはダメ」というストレートなキャッチフレーズがつけられて注目を集めた。それほどの危機意識を、都会に住む人たちは全員共有すべきだと河田さんは言う。

「1934年の室戸台風、1950年のジェーン台風、1961年の第二室戸台風で高潮被害を受けてきた大阪では、その教訓から排水能力を向上させてきた歴史があるため東京より少しだけ水害に強いといえます。一方、これまで奇跡的に高潮被害を逃れてきた東京は、排水能力を上げるなどの対応がほとんど取られていません」

 特に危険なスポットとして、東京・大手町の地下街を指摘する。

「鉄道会社が止水板などで対処はしても、地下鉄への連絡口が無数にあり、すべてを確実に防げる保証はありません。また、雨を避けるために多くの人が地下街へ避難することが予想されますが、水が浸入する事態となれば、将棋倒しなどの人災につながる可能性がある」(河田さん)

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