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「おじさんイジり」もう勘弁して! 世のアラフォー男性たちのため息

「おじさん」は何を言われてもサンドバッグ状態?

「おじさん」は何を言われてもサンドバッグ状態?

 子ども部屋おじさん、おじさん構文――。ネットやSNSを中心に、おじさんへのイジりが世の中にあふれている。ちなみに博報堂生活総合研究所の2020年調査によると、平均「43.24歳」からが「おじさん」という結果になったという。世の風潮として「女性をおばさん扱いするのは失礼に思うが、男性をおじさん扱いするのはそんなに問題ない」というような空気も見え隠れする。そうした風潮に、当のアラフォー男性たちは何を思うのか。

 求人広告を扱う代理店に勤務する40代の男性・Aさんは、実家に住む独身男性への風当りが強くなったことをひしひしと感じている。

「仕事もしているし家にお金も入れているのに、独身で実家に住んでいるだけで、親に依存しているダメ人間みたいな感じに思われるのは心外です。ネットだけでなくて、リアルでも同僚から『子ども部屋おじさん』とイジられるようになって納得がいきません」(Aさん)

 一人暮らしをしていた時期もあり、一通りの家事はできるAさん。持病が悪化した母親のことが心配で、実家に戻ったという事情がある。「それなのに」とAさんは続ける。

「女性よりも、男性が実家住みというだけでなんとなく後ろめたい風潮がある気がします。先日は、会社の女性陣が『実家住みの男は“使えない”』と話しているのを聞いてしまい、悲しくなりました……」(Aさん)

 機械メーカーで働く40代の男性・Bさんは、「考え方が古い」「厳しい」などと言われることが増えたという。

「『考え方が古いですよ』と30代の部下に言われました。身を粉にしてストイックに会社に尽くしてきた価値観はもう古いようです。人の何倍も働いてスキルを向上させ、どうにか正社員を維持してきたのですが、もうそういう時代ではないんですね。私の指導はそこまで厳しいわけではないと思うんですが、部下によると20代の新人が怖がっているみたいで……」(Bさん)

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