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コロナ禍の家計打撃で注目集まる副業 フリマアプリで月80万円稼ぐ人も

「女性向け副業マップ」収入と難度でその選択肢は様々

「女性向け副業マップ」収入と難度でその選択肢は様々

 新型コロナウイルスの感染拡大により、勤務時間の減少やボーナスカットなどが行われ、収入が減った家庭は少なくない。夫が都内のメーカーに勤務し、自身も働く佐久間美穂さん(仮名・50代)の家庭もそのひとつだ。美穂さんはこう話す。

「わが家の年収が計100万円も減ってしまったんです。2人の子供はまだ学生なので、学費などのお金がかかります。飲食店勤務で自宅待機が増えてしまった私は、減った分を補填するため、少しでも稼ぎたくて、自宅でできる副業を探しているところです」

 緊急事態宣言が各地に発出されているいま、外へ働きに出るのは難しい。美穂さんのように、在宅で稼げる副業を探す人が増えている。『儲かる副業図鑑 在宅勤務のスキマに始める80のシゴト』(小学館)の著者で公認会計士・税理士の山田真哉さんが話す。

「収入が減ったら、生活を維持するには貯金を取り崩すか、稼ぐしかありません。昔は、会社員の副業なんてとんでもないという考えが一般的でしたが、コロナ禍によって副業を解禁する企業が増えてきました。就業規則にそうとは書かれていなくても、暗黙の了解で許す雰囲気が高まっています。いまの勤め先で収入増加が見込めないのならば、ほかで収入を得ればいいんです」

 インターネットの普及とともに、在宅でできる副業はバリエーションが増え、稼げる仕事も増えてきた。なかには、副業で本業以上に稼ぐ強者もいる。ファイナンシャルプランナーで節約アドバイザーの丸山晴美さんが話す。

「フリマアプリの『ミンネ』や『メルカリ』で手作りのアクセサリーを販売して、月80万円以上の副業収入を稼いでいる会社員の人もいます。かくいう私も会社員だったのですが、自身の節約術が雑誌に紹介され、取材を受けているうちに、節約アドバイザーが本業になっていました(笑い)。誰でも、副業がメインの収入源になる可能性はあります」

 家計も緊急事態。稼げるならば、やらない手はない。

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