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コロナ禍で「脱手帳」、スケジュール管理をデジタルシフトした人たちの変化

そういえば手帳を使わなくなったという人も…

そういえば手帳を使わなくなったという人も…

 コロナ禍でリモートワークが普及するなど業務のデジタル化が進行する中、スケジュール管理の仕方にも変化が起きているようだ。これまで紙の手帳を使っていた人たちの中で、パソコンやアプリでのスケジュール管理に切り替えている人も増えている。

 人材派遣会社に勤務する30代女性・Aさんは、2020年までは手帳を持ち歩いていたが、外出自粛や在宅勤務の影響から利用機会が激減。今年はついに購入をやめたという。

「迷ったのですが、今年は買いませんでした。在宅勤務になったことで、ずっとパソコンに向かっていることから、スケジュール管理もデジタルにシフトしようと思いました」(Aさん)

 Aさんは、Googleカレンダーで管理することにした。もともとGmailをよく利用していたので、その連携を意識したためだ。「切り替えは大正解だった」と語る。

「パソコンとスマホが同期できるのが、こんなに便利だとは思いませんでした。オンライン会議の通知もGoogleカレンダーで共有される。予定を自動的に登録してくれる機能もある。本当に便利です。もう紙の手帳には戻れません」(Aさん)

 メーカーに勤務する40代男性・Bさんは例年、年末年始の取引先との挨拶で、手帳や卓上カレンダー、壁掛けカレンダーをもらっていた。だが新型コロナの影響から、そうした挨拶がなくなったことで状況が変わった。

「毎年アテにしていたので、かなり焦りました。取引先にそれとなく手帳やカレンダーはどうしているのか聞いてみたところ、挨拶に出向かないだけでなく、手帳と卓上カレンダーについてはそもそも作るのを止めたとのこと。作ったのは壁掛けカレンダーだけで、それもいつもの部数の何分の一かという程度。経費削減だそうです。まさか、こんなところまでコロナが影響してくるとは」(Bさん)

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