田代尚機のチャイナ・リサーチ

新型コロナ流行以降の日本の死亡者数の内訳、呼吸器系疾患に変化

 この人口動態統計月報(概数)で、新型コロナウイルスで亡くなられた方が含まれるとみられる「特殊目的用コード」に分類される死亡者数は1481人。ただし、厚労省のホームページをみると9月末時点の新型コロナによる死亡者数は1570人と示されている。

 誤嚥性肺炎は、主に高齢者が食べ物をのどに詰まらせるなどして発症するものなので、新型コロナ対策の影響はないだろうが、一般の肺炎、インフルエンザで亡くなられた方は大幅に減少している。

 また、新型コロナ対策によってストレスが溜まり、自殺される方が増えるのではないかと懸念されたが、実際には1万4416人で▲425人減少している。

 死亡者数を見る限り、新型コロナ対策が副次的な効果を見せている格好だが、一方で気になる点もある。新型コロナによる死亡者数1570人という数は、インフルエンザで亡くなられた方の減少分よりも少ないという点である。

 厚労省は昨年1月、新型コロナウイルス感染症を第二類感染症相当として政令指定した。第二類感染症には他にポリオ、結核、ジフテリア、SARS(重症急性呼吸器症候群)、MERS(中東呼吸器症候群)などがある。新型コロナの感染力はたしかに脅威に見えるが、果たしてこれらと同じくらい恐ろしい感染症なのか、依然として未知の部分も多い。

 この対策で倒産を余儀なくされた飲食業関連の方々や、厳しい経営を強いられている旅行業、エンタメ業界などの関係者にとっては、インフルエンザとは決定的に違うといった明確な根拠を示して欲しいところだろう。

(※データを一部補足しておくが、厚生労働省の発表によれば2月7日現在、新型コロナによる死亡者数は6338人となっている。死亡者数は昨年12月から加速度的に増えている)

文■田代尚機(たしろ・なおき):1958年生まれ。大和総研で北京駐在アナリストとして活躍後、内藤証券中国部長に。現在は中国株ビジネスのコンサルティングなどを行うフリーランスとして活動中。メルマガ「田代尚機のマスコミが伝えない中国経済、中国株」(https://foomii.com/00126/)、ブログ「中国株なら俺に聞け!!」(https://www.trade-trade.jp/blog/tashiro/)も展開中。

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