吉田みく「誰にだって言い分があります」

「心が痛くなる…」来年の成人式を心待ちにする娘への50代母の懺悔

来年は無事に挙行されるか(イメージ)

来年は無事に挙行されるか(イメージ)

 長引くコロナ禍。今年1月の成人式は「第三波」到来により各地で中止が相次いだが、来年はどうなるのか。娘が来年に成人式を迎えるにあたり今から気を揉んでいるという50代の女性に、フリーライターの吉田みく氏が話を聞いた。

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「おめでたい話題なのにモヤモヤしています……」。都内在住の介護職員、山下望さん(仮名・50歳)は、来年成人式を迎える娘の振袖レンタルについて悩んでいるという。山下家は、タクシー運転手の夫と大学生の息子と娘、計4人家族である。

 新型コロナウイルス第三波の急拡大により、2021年の成人式は急遽中止となった地域が多く、前々から準備してきた新成人たちは辛い思いをしたことだろう。特に振袖は高価なため、キャンセルすべきか否か、直前まで悩んだ家庭は多かったかもしれない。

「娘は来年成人式を迎えます。振袖レンタルのことは頭にあったのですが、コロナが収束していないので様子を見ようと思っていました。ですが娘は、『早くしないと、気に入ったデザインがなくなっちゃう!』と、私のことを急かしてくるんです……。困りました」(山下さん)

 実は成人式向けの振袖レンタルの予約は、今年貸し出された振袖が返却される成人式明けの1〜2月が一番多いそうだ。コロナ禍が収束しないなか、来年以降の成人式に向けての不安の声が早くも漏れ聞こえてくる。

 振袖レンタル事業『ふりホ』を展開するスタジオアリスに来年以降の予約状況を聞いたところ、3478件(2021年1月15日〜2月8日集計分)だという。

「コロナ対策として、店舗では検温・消毒・殺菌灯などを実施・使用しています。衣装カタログアプリを使えば、ご来店いただかなくてもアプリで仮予約までが可能です。バーチャルでのフィッティング機能で似合う衣装がみつけやすくなっております。また、もしもの時は2週間前までキャンセルも可能です」(スタジオアリス広報)

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