吉田みく「誰にだって言い分があります」

「子供分の注文有無」巡り険悪化した仲良しママ友ランチ会の憂鬱

持ち込みの食事を食べさせるのはあり? なし?(イメージ)

持ち込みの食事を食べさせるのはあり? なし?(イメージ)

 幼い子供連れで外食する際に、「子供の分をどう注文するか」に悩む人は多い。大人と同じ1人前を食べきれない場合や、子供向けメニューがない場合、あるいは離乳食の段階などでは、店に持ち込んだ食事を食べさせることもあるようだ。ママ友との親子ランチ会でこの問題に直面した30代女性の話を、フリーライターの吉田みく氏が聞いた。

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「楽しいはずのランチ会が……。残念な結果になってしまいました」。都内在住の専業主婦、佐藤春香さん(仮名・31歳)は、ママ友との親子ランチ会で意見の食い違いがあったことを話してくれた。

 佐藤さんには子供が0歳の頃から付き合いがあるママサークルがあり、付き合いは2年ほど。子供たちの年齢は3歳。最近はコロナ禍ということもありなかなか集まれなかったが、先日、個室のある飲食店でランチ会を開催したそうだ。

「3密になりにくい環境を意識し、換気設備のある完全個室の飲食店を選びました。1500円~と少し割高なランチ会になってしまいましたが、久しぶりのことだったのでママたちは快諾してくれました」(佐藤さん、以下同)

 ランチ会当日、一人のママ・Aさんの発言がきっかけでプチトラブルに発展してしまう。

「『うちの子は少食だから、私の分から取り分けする~。足りない分は持ってきたパン食べさせるから大丈夫!』と言いました。すると別のママ、Bさんが、『800円でお子様ランチあるよ? 取り分けはいいかもしれないけど、さすがに持ち込んだパンは……』と、微妙な顔をしながら指摘したんです」

 佐藤さんとしては、食事の持ち込みは店側に許可を得れば良いという考え。個室で店員から見えにくい状態とは言え、許可なく食べさせるのは気が引けると思っていた。Aさん、Bさんの発言で気まずくなった場の空気を変えるためにも、子供用の食事の持ち込みの可否について佐藤さんは店側に確認したという。

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