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結婚プランナーが暴露 婚活で結果を出せない「優柔不断」「自信がある女」

彼は見ていた。デートが終わった途端に…

彼は見ていた。デートが終わった途端に…

エピソード2「自信がある女ほど詰めが甘い!?」

「私、なにがなんでもドクターと結婚したいんです」

 こう言って入会してきたのは、32才の大手企業の受付嬢。ハイスペックな男性が女性にまず求めるのは“若さ”。そのため、30代前半は、ちょっと不利。とはいえ、美人だし、話術も巧みなので、彼女は結構自信があった様子。でも、私はちょっと気になっていたんですよね。だって、デートの様子を聞いたときのこと。

「最悪。雰囲気はダサいし、料理もまずかった。アイツのセンスを疑うわ」

 と悪口の嵐。本人の前では、

「とても家庭的なお店。また、ご一緒したいわ」

 と笑顔で言っていたのを知っていたから、その二面性に不安を感じていたんです。でも、どんな人間にも裏表はある。隠し通せれば結婚まではいけるかな、と思っていたんです。実際、すぐに彼女のお目当ての医師から色よい返事をいただけたんです。ところが3回目のデート後に一転、彼から、

「交際を断る。もう会わない」

 と連絡が。理由を聞くと、

「デート自体は楽しくて、別れがたかったんですが、婚約前だしけじめが肝心だから、駅まで送っていったんです。名残惜しくて、ぼくは何度も振り返っていたんですが、彼女は別れると振り向きもせずにすぐスマホを出し、誰かと電話を始めたんです。ぼくが見ているのに気づかなかったみたいですね。口調もぼくの前とは違っていて……それで思ったんです。彼女は結婚したら変わるだろうなぁって」

 詰めが甘い! 男性に気に入られるような女を装うなら、最後まで演じ切るべきでしたね。男性は好きな女性との別れ際、何度も振り返るケースが多い。女性もそれを踏まえて振り返るか、見えなくなるまで気を抜かないようにしないと……。彼女にその旨を伝えると、

「そんなことで!? マジ面倒」

 と捨てぜりふ。結局退会しましたが、彼女、たとえ結婚はできても、その後の生活が大変そうですよね。

取材・文/上村久留美 イラスト/ユキミ

※女性セブン2021年3月25日号

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