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なぜ家に持ち帰らない? デパ地下でその場で食事する人たちの「事情」

デパ地下グルメをその場で食べて帰る人たちも(イメージ)

デパ地下グルメをその場で食べて帰る人たちも(イメージ)

 コロナ禍で大きく変化した食事事情。飲食店の営業自粛や時短要請に伴い“おうちご飯”が増えたという人は多いだろう。だが、飲食店で食べるわけでもなく、テイクアウトして家で食べるわけでもない。デパ地下などで惣菜や弁当を買って、飲食スペースで食事を済ませる人たちがいる。彼ら/彼女たちにはどんな事情があるのだろうか。

「渋谷駅と直結している東急百貨店東横店(現在改装工事中)のデパ地下で、惣菜を売っているコーナーの一角に、突然スタンディングスタイルで飲食できるテーブルやゴミ箱、水道が設置されたのをよく覚えています」

 そう語るのは、IT企業で働く30代の女性会社員・Aさんだ。通勤で渋谷駅を利用し、頻繁に東急百貨店東横店のデパ地下を利用していたAさんによれば、それより前から、そのフロアで買った果物や惣菜などをショーケースの前や出入り口付近の床に座り込んで食べる外国人が目立っていたという。

「マナーの悪い外国人に呆れていたところ、そういったテーブルが突然設置されたので、すごく効果があったと思います。外国人はもちろん、渋谷に遊びに来たような女性がソフトクリームやたこ焼きを食べていたり、会社帰りと思しきスーツ姿の男性がお弁当を食べていたりして、これはいいと思ったものです。私も何度か利用してみましたが、買ってすぐに食べ、サクッと帰れるのは便利。今は改装工事中ですが、新しくなってもそういったスペースは確保していてほしいです」(Aさん)

 同じく渋谷のヒカリエのフードフロアにも、飲食スペースが存在する。PR業界で働く20代の女性会社員・Bさんは、仕事帰りに頻繁に立ち寄るという。

「昨年の改装後、テーブルと椅子のある大きな飲食スペースができました。フードコートのようなスタイルです。それまでもヒカリエには、通路の脇に小さなテーブルと椅子はあったのですが、人が行き来するすぐそばで落ち着かないにもかかわらず、結構人気で、いつも満席。改装したら、広々とした飲食場所ができていたので、1人利用だけじゃなく2人で飲食している人たちも結構見かけます。私もよく利用するのですが、1人で外食するより気軽です」(Bさん)

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