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【ドル円週間見通し】米早期利上げ観測は後退もドルは底堅いか

・4月12日-16日週に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(米)3月コアCPI 13日(火)午後9時30分発表予定
・予想は、前年比+1.6%
 参考となる2月実績は前年比+1.3%にとどまった。衣料品、航空運賃などの値下がりが影響したようだ。3月については、順調なワクチン接種計画を背景に経済活動が段階的に再開されていることから、コアインフレ率は上昇するとみられている。

○(欧)2月ユーロ圏鉱工業生産指数 14日(水)午後6時発表予定
・予想は、前月比+0.3%
 参考となる1月実績は前月比+0.8%で市場予想を上回った。2月については、1月に続いて耐久消費財の伸びが予想されていること、非耐久消費財の生産増加も予想されていることから、前月比プラスとなる可能性がある。

○(米)3月小売売上高 15日(木)午後9時30分発表予定
・予想は、前月比+5.0%
 参考となる2月実績は、強い寒波に見舞われた地域があったことから、前月比-3.0%の落ち込みとなった。オンライン販売の反動減も影響したようだ。3月については、2月に減少した自動車、外食、電気製品のセールスが持ち直すと予想されており、高い伸びとなる可能性がある。

○(中)1-3月期GDP 16日(金)午前11時発表予定
・予想は、前年同期比+18.6%
 参考となる昨年10-12月期の経済成長率は前年同期比+6.50%。在宅勤務の普及によるパソコンや通信機器などの需要拡大による製造業の改善、不動産開発や地方政府による公共事業拡大などが成長に寄与したようだ。今年1-3月期については、情報通信機器、医療用品の輸出が順調であること、非製造業PMIは順調に推移していることから、前年同期比では二桁成長となる可能性が高いとみられる。

○その他の主な経済指標の発表予定
・4月12日(月):(日)3月国内企業物価指数、(英)2月鉱工業生産、(英)2月商品貿易収支、(欧)ユーロ圏2月小売売上高
・4月13日(火):(中)3月貿易収支
・4月14日(水):(日)2月機械受注、(NZ)NZ準備銀行が政策金利発表
・4月15日(木):(米)3月鉱工業生産、(米)2月企業在庫
・4月16日(金):(中)3月鉱工業生産、(中)3月小売売上高、(欧)ユーロ圏2月貿易収支、(米)3月住宅着工件数、(米)4月ミシガン大学消費者信頼感指数速報

【予想レンジ】
・108.50円-110.50円

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