中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

フリーランスの悲哀と現実 仕事の契約書があれば安心というわけではない

「その程度でさえできないのかよ!」と会社員や公務員の方は思うかもしれませんが、人には得手不得手があります。私は無理です。なので、法人化して弊社の従業員にそこは任せています。

 会社になると契約書がキチンと発生する傾向があります。弊社は「だらしないフリーランス」と「しっかりしたフリーランス」の2人会社ですが、これで契約書関連はうまくまわっています。社員に感謝しています。

 もっとも契約書関連の業務がキチンとできるフリーにとっては、この法案によって救われる面は非常に大きいでしょう。これらの業務が苦手な人は、私のようにしっかりした人と組んで法人化するか、あるいは、事務代行のバイトを雇うといいです。その時はキチンと契約書を作りましょう。

【プロフィール】
中川淳一郎(なかがわ・じゅんいちろう):1973年生まれ。ネットニュース編集者、ライター。一橋大学卒業後、大手広告会社に入社。企業のPR業務などに携わり2001年に退社。その後は多くのニュースサイトにネットニュース編集者として関わり、2020年8月をもってセミリタイア。著書に『ウェブはバカと暇人のもの』(光文社新書)、『縁の切り方』(小学館新書)など。最新刊は『恥ずかしい人たち』(新潮新書)。

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