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昔ながらの赤看板「ラーメンショップ」がコロナ禍でも大繁盛の理由

レトロな看板が目印の「ラーメンショップ」がなぜ今人気に?

レトロな看板が目印の「ラーメンショップ」がなぜ今人気に?

 8月初旬の早朝6時半。東京郊外の小さなラーメン店の店先には、開店を待つ客が早くも列をなしていた。7時の開店と同時に9席の座席は次々に埋まり、あっという間に満席に。その後も閉店時間の午後3時まで、客足が途切れることはなかった。

 店構えは赤で統一され、看板には大きく「うまい ラーメンショップ うまい」とだけ書かれている。老舗チェーン店「ラーメンショップ」がいま人気を集めている。

 ラーメンショップが登場したのは、幹線道路が整備され、日本が急速にクルマ社会になっていった1970年代のことだ。『東京ラーメン系譜学』(辰巳出版刊)の著書があるフードライターの刈部山本氏が語る。

「“東京豚骨”と呼ばれる豚骨醤油ラーメンが基本で、辛めのタレとあえた白髪ねぎをたっぷり乗せた『ねぎラーメン』が看板メニュー。こってり系の味がトラックドライバーや建築関係など肉体労働者たちに好評で、1980年代に店舗が急増しました」

堀切店名物の「ねぎチャーシュー麺」

堀切店名物の「ねぎチャーシュー麺」

 昨年からのコロナ禍で外食産業は苦戦が続き、中でもラーメン業界は大打撃を受けた。幸楽苑、一風堂、日高屋など人気の大手ラーメンチェーンが軒並み売り上げを落とし、昨年9月には横浜家系ラーメンの老舗『六角家』(横浜市)が倒産。

 昨年のラーメン店の倒産件数は過去最多の46件に及んだが、「ラーメンショップは売り上げを落とすどころか、ここにきて客足を伸ばしている」(刈部氏)という。

同好会会員が急増

 ネットやSNSでもラーメンショップに関する投稿が増えており、2019年末にフェイスブックを開設した「ラーメンショップ同好会」では、会員数が急増。

「最初は10人にも満たないグループでスタートしましたが、約1年で会員が1万人を突破。8月6日現在で1万7700人ほどですが、いまもどんどん増え続けているので、年内には2万人を軽く超えるでしょう」(ラーメンショップ同好会幹部・河野靖氏)

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