家計

クレカの枚数減らせば年会費節約&ポイントも効率的に 解約時の注意点は?

クレジットカードを集約するときに気をつけるべき点は?(イメージ)

クレジットカードを集約するときに気をつけるべき点は?(イメージ)

 人生の最後を身軽に生きるためには「解約」がポイントになる。いつの間にか増えがちなのが、クレジットカード。都内在住の60代男性が語る。

「現役時代にあれこれと作ってしまったカードで、使っていないのに年会費を取られています。無駄なのでそろそろ解約しようと考えています」

 日本クレジット協会の「クレジットカード発行枚数調査」(2020年)によると、日本人1人あたりの所有枚数は2.8枚。複数枚持つのが当たり前となっている。

 消費生活ジャーナリストの岩田昭男氏は「多く持つのはデメリットだらけ」と指摘する。

「枚数が多いと紛失して悪用されるリスクがあるし、1枚の年会費は数千円でも数が増えればそれなりの負担額になります」

 ファイナンシャルプランナー・丸山晴美氏も言う。

「買い物先で勧められて何となく加入したりと、年輩の方で5~10枚も持っているケースが散見されます。ポイントも分散してしまうので、2枚程度に集約したい」

 どのように解約すればいいのか。岩田氏が解説する。

「手続きはカードの裏面に記されているコールセンターに電話し、自動音声案内に沿って進めるだけです。オペレーターが対応してくれる場合や、解約書類が送られてくる場合もありますが、難しくはありません」

 ただし、注意したい点がある。

「残すカードをどれにするかの選択です。まずは『国際ブランド』が基準です。Visaやマスターカードといったどこでも使えるカードを1枚残し、残りはドコモなどの生活インフラ、もしくはよく使うサービス会社のカードを残します。たとえば楽天で買い物をよくするなら、ポイントが貯まりやすくて効率的です」(岩田氏)

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