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ローランド ディー.ジー.:投資妙味ある世界トップ企業として注目

2021年10月18日 20:00 マネーポストWEB

ローランド ディー.ジー.(6789):市場平均予想(単位:百万円)
ローランド ディー.ジー.(6789):市場平均予想(単位:百万円)

企業概要

 ローランド ディー.ジー.(6789)は、業務用インクジェットプリンターを中心とするデジタル機器を製造販売している企業です。業務用インクジェットプリンターを中心とする「デジタルプリンティング事業」と、3次元デジタルツールを中心とする「DGSHAPE事業」を2つの柱として事業を展開しています。

 同社の創業は1981年で、もともとは電子楽器メーカーローランドの関連会社として設立したAMDEKを前身とします。設立時は、コンピュータミュージック用機器などの製造販売を事業内容としていました。翌1982年には、コンピュータミュージック機(パソコンとつないで作曲や演奏ができる)とペンプロッタ(パソコンとつないで楽譜を出力できる)を同時発売。

 このペンプロッタこそが現在の同社のルーツとなっています。ペンプロッタは、ペンをX軸とY軸に動かすことによって楽譜や設計のデザインを描きます。これを楽譜用から設計・製図分野に応用展開。またペンの代わりにカッターを持たせることによってカッティングマシンが誕生。さらにインクジェットヘッドを搭載することでカラープリンターへ進化。その後もZ軸(高さ)を加えドリルを持たせることにより、3次元の切削加工機が誕生しました。大型インクジェットプリンターも、X軸Y軸の動きにプリンターのヘッドをつけることによって誕生したものです。このように、同社は独自のデジタル技術を、社会の変化やニーズに合わせて応用することで製品分野を広げてきました。

 現在では、ペンプロッタ、カッティングマシン、3次元入出力装置、3次元切削加工機、大型インクジェットプリンターなど多彩な製品を展開しています。

 なかでもサイン(広告看板)市場向けの業務用大型インクジェットプリンターは、グローバルトップブランドとして知られます。特にプリンター市場では、耐候性や耐水性に優れた低溶剤インクを使って、塩化ビニールシートやターポリンなどに印刷する低溶剤インクジェットプリンターで30%のトップシェアを獲得しています。また1台で、印刷と同時にイラストや文字などの輪郭を切り抜くことができる「Print&Cut」技術の先駆者であり、現在でも世界トップシェアを獲得しています。

 またこれに加え、近年では、幅広い用途での印刷に対応するUV-LEDプリンターや、布地への印刷に特化した昇華転写方式のプリンターなど、ラインナップを拡充し、他社との差別化を進めています。

注目ポイント

 足元2021年12月期第2四半期の業績は、世界的な需要回復・拡大により、前年同期実績・計画ともに上回る好業績で着地しました。確かにコロナによるマイナス影響を受けた前年からの反動増もありますが、実際、コロナ以前2019年の業績を上回っているので、本業が好調であることは確実だと思います(2019年度上半期と比べると、売上は+9.5%、営業利益は+88.8%、経常利益は+106.3%、純利益は+47.7%)。

 また本業以外のところでも為替が円安傾向(1ドル=100円、1ユーロ=125円に対し、実績は107.7円、129.86円と予想)になったことがさらに業績を押し上げました。

 中期的な見通しも明るいです。Global Information社によると、産業用インクジェットプリンターの市場規模は、2021年の91億7642万米ドルから、2028年にはその倍におよぶ153億7676万米ドルに達すると予想されています。この間のCAGR(年平均成長率)は7.7%となります。同社は生産能力増強、タイへの生産移管による原価低減と価格競争力の向上という需要対策を取っており、その恩恵を大いに享受できる体制が構築されています。またデンタル加工機も、補綴物政策のデジタル化の波、新興国市場の開拓余地という良好な事業環境の中で成長が見込まれます。

 一方で、収益性の改善も期待できる重要なポイントです。現在タイ工場は生産増強の工事と生産移管が進められていますが、その効果として原価低減とそれによる価格競争力の向上、また稼働率向上などによる収益性向上が期待されます。収益性については2023年度にROE15%が目標設定されています。2020年度についてはコロナの影響があったため(1%)、それ以前の2019年度の指標を見ると7.9%。今期は四季報では12.7%と予想されています。いずれにせよ今期に大幅な改善となる見込みです。

【プロフィール】戸松信博(とまつ・のぶひろ):1973年生まれ。グローバルリンクアドバイザーズ代表。鋭い市場分析と自ら現地訪問を頻繁に繰り返す銘柄分析スタイルが口コミで広がり、メルマガ購読者数は3万人以上に達する。最新の注目銘柄、相場見通しはメルマガ「日本株通信」にて配信中。

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