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「紙カミソリ」が話題の貝印 社長が語る開発の狙い、老舗企業の伸びしろ

2021年11月1日 7:00 週刊ポスト

「貝印」の遠藤浩彰・社長(撮影/山崎力夫)
「貝印」の遠藤浩彰・社長(撮影/山崎力夫)

 使い捨てカミソリで国内シェアNo.1の貝印は、包丁や爪切り、調理用ハサミや医療用メスなども手がける“刃物のデパート”。海外進出も早く、海外の売上比率が約5割のグローバルメーカーでもある。創業113年を数える老舗の同社で今年、若き4代目トップ、遠藤浩彰社長(36)が誕生した。同氏は貝印の長い歴史をどのように守り、どのように変えようとしているのか。

──先代(3代目で現会長の遠藤宏治氏)が社長に就任したのは、元号が平成に切り替わった1989年でした。当時4歳の浩彰さんに、その記憶はほとんどないかもしれませんが。

遠藤:そうですね(笑)。でも、父が社長に就いてから海外展開が加速したこともあり、頻繁に海外出張に出掛けていたので、子供心にも「世界中でスケールの大きな仕事をしているんだな」と感じていました。

 父から「後を継げ」と言われたことはありませんでしたが、父の背中を見ているうちに、中学生の頃には「将来は会社を継ぎたい」と思うようになりました。

──先代は貝印に入る前に(文具メーカーの)コクヨで修業しましたが、浩彰さんは大学卒業と同時に貝印に入社した。

遠藤:いずれ海外の大学に留学してMBA(経営学修士)を取得したい気持ちはありましたが、その前に社会人としての経験を積んでからのほうがいいかなと。ならば腰掛け的に他社でお世話になるより、新卒で入ったほうがいいと考えました。

 中途で入社すると、「創業家のジュニアが鳴り物入りで来た」と社員も構えてしまいます。そうではなく、末端の社員として現場の声が聞け、肌感覚で仕事を覚えられたことが良かったと思っています。

──“一社員”としてどのような経験を。

遠藤:入社1年目は工場の生産管理現場に配属され、貝印のモノづくりの根幹をみっちり学びました。その後、2012年から2年間ほどアメリカの現地法人に赴任しました。

 アメリカ市場には1970年代から進出していて、我々のブランドが浸透しています。幼少の頃から父を通して感じていた「グローバル企業としての貝印」を実感できたことは、様々な部署でキャリアを積んでいくうえで大きな財産になりました。

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