家計

お金のしくじり 「過去にこだわって失敗」編

【塩漬けになった株をなかなか損切りできなかったFさん(女性・60代=当時)】

 夫の退職金などを元手にした株式運用で1000万円以上の含み損を抱えた主婦のFさんが相談に訪れました。

「株価5000円で買った株がいま2000円台に下がったままで“塩漬け”になっています。どうしたらいいでしょうか」といわれたので、「いったん売却して損切りしてもいいかもしれませんね」とお伝えしました。

 すると「それはもったいないので、株価が5000円まで戻ったら売ります」とおっしゃいます。

 そこで「株価が下がったのは下がるだけの理由があったからです。いま手元に同じお金があったら、いろいろな選択肢があるなかでその株を買いますか?」と聞くと、「……いえ、買いません」とようやく理解してくれました。

 保有株を売って他の銘柄に乗り換えることを決意し、Fさんは塩漬け株の呪縛から逃れることができました。

【まとめ】
・過去のコストにこだわっても意味がないのに、もったいないから動けない。

・資産運用で最も大切なのは将来のお金を殖やす(もしくは将来の損失を抑える)こと。現状と将来を見通して、Fさんのようにコツをつかめば切り替えは可能。

※マネーポスト2016年秋号

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