ライフ

“お友達価格”の薄給で友人を雇った50代社長夫人が放った許せない一言

それが本音だったのね

それが本音だったのね

 友達関係は、長続きさせるのが難しい。特に女性の場合は結婚や出産もあり、環境やライフスタイルの変化の影響を受けて、友達づきあいも変化しがちだ。友達だと思っていても、ある日、あっさり縁が切れてしまうなんてことも少なくない。仕事がきっかけで、友情が壊れてしまった女性のケースを2つ紹介しよう。

【ケース1】友達の給料は安くすませる女

 一昨年まで都内の大手企業で広報の仕事をしていた私(52才)。親の介護で地元に帰り、仕事を探していたところ、中学時代の友達・N江が声をかけてくれたんです。

「夫が経営する会社の広報をしてくれないかな。できる範囲でいいから」

 私の地元では、広報関係の仕事なんてなかなか見つからないので、ありがたいと思って引き受けました。ところがやってみると、結構大変。それまで広報の業務は、手の空いた人が片手間にやるって感じだったらしく、私が入ったとたん、

「専門家なら心強い」

 と、「ホームページを立ち上げたい」「会社案内をつくりたい」などと次々に注文をしてくるんです。しかもほかにスタッフがいるわけじゃなくて、私ひとりですべてをこなさなくちゃいけない。給料はお友達価格の相当低いものだったけれど、残業もかなりしました。せっかく声をかけてくれた友達の期待にも応えたかったから……。

 ところが、仕事にも慣れ、私が周りの人から信頼されてくると、N江の態度が変わってきたんです。社長夫人である自分より、私が少しずつ社内の地位を築いていくのが気に食わなかったんでしょうね。あるとき、こんなことを言われました。

「コロナ禍で失業する人が多いのに、あなたは、私がお給料を払ってあげているからやっていけるのよ。恵まれているわ」

 そうか、それが本音だったのね。だったら人並みの給料を払ってほしいものだわ。その日のうちに辞表を出しました。

関連キーワード

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。