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2022年トレンド予測“マリトッツォの次に来る”のは「マヌルパン」か

“ポスト・マリトッツォ”として注目の「マヌルパン」

“ポスト・マリトッツォ”として注目の「マヌルパン」

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で経済の停滞したなかで、外出自粛により人々の生活様式が劇変したことで、コロナ禍だからこそ生まれた新たなニーズもある。もし、今後コロナの流行が落ち着くなら、来たる2022年には何が注目を集めるのか、専門家に聞いた。

洗剤、ボディー乳液に“容器革命”が起こる

 消費者経済総研チーフ・コンサルタントの松田優幸さんは、2021年は在宅時間の増加によって、あらゆる場面での「ムダ」に気づく一年だったと語る。

「ムダの削減は、各メーカーの商品開発にも生かされています。すでに食器用洗剤などで“容器革命”が起きている。P&Gの『ジョイ 逆さボトル』は、ボトルの口が底部についているので、従来のようにボトルを逆さにしなくても洗剤が出てきます。使い終わりのストレスもないとヒットしています。このように、2022年は生活をラクにする便利な商品が続々登場することが期待できそう」(松田さん・以下同)

 花王の『ビオレu ザ ボディ ぬれた肌に使うボディ乳液』は、詰め替えパウチのような袋に入っていて、浴室に吊るして使うことができる。近年、掃除がラクになると人気の「吊るす収納グッズ」が、そのまま商品になってしまったというわけだ。

 長かった自粛生活が奇しくも「非・移動社会」の到来を呼び、少しでもムダを省き、家での暮らしを快適にすべく、社会の空気が変わったのだ。こうした発展は5G回線による高速通信規格が後押ししたもので、2022年以降はビジネスへの導入が本格化し、暮らしはより便利になる。一方で、懸念点が1つ。

「5G回線は、遠隔手術にも活用できるほど遅延がなく、非常に優れた大容量通信技術です。しかし、だからこそ、クレジットカード番号などの個人情報が流出したり、抜き取られたりすれば、その被害はこれまでとは比べものにならないほど大きくなる。不正アクセスなどの犯罪の増加には気をつけなければなりません」

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