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【ドル円週間見通し】リスク選好的な円売りが拡大する可能性は低いか

・1月17日-21日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。

○(中)10-12月期国内総生産(GDP) 17日(月)午前11時発表予定
・予想は、前年比+3.6%
 参考となる7-9月期の実績は前年比+4.9%。素材価格の上昇によって企業収益が悪化し、企業投資が抑制されたことが要因。10-12月期については、新型コロナウイルスの感染再拡大を受けて一部で厳格な活動制限措置が導入されていること、企業投資はやや抑制されていることから、成長率は7-9月期を下回る見込み。

○(日)日本銀行金融政策決定会合 18日(火)政策決定会合の終了予定時刻は未定
・予想は、金融政策の現状維持
 金融政策は今回も現状維持の見込みだが、原材料価格の高騰や円安進行を背景に、日本銀行は消費者物価見通しの上方修正やリスク評価の変更を行う可能性が高い。市場参加者の多くは、インフレリスクの方向性が下振れから中立に修正されると予想している。

○(日)12月貿易収支 20日(木)午前8時50分発表予定
・予想は、-7892億円
 先行指標となる12月上中旬分の貿易収支は-8076億円。前年同期は+2914億円と黒字だったが、輸入額の大幅な増加によって貿易収支は大幅赤字に転じた。12月の最終的な貿易赤字は8000億円程度となる可能性がある。

○(米)12月中古住宅販売件数 20日(木)日本時間21日午前0時発表予定
・予想は、644万戸
 参考となる11月実績は646万戸で前月比+1.9%。販売価格(中央値)は前年同月比+13.9%と高い伸びを記録した。中古住宅の需要は引き続き堅調。ただ、在庫水準は引き続き伸び悩んでいるため、12月の販売実績は11月をやや下回る可能性がある。

○その他の主な経済指標の発表予定
・17日(月):(日)11月機械受注、(中)12月鉱工業生産、(中)12月小売売上高
・18日(火):(独)1月ZEW景気期待指数、(米)1月NY連銀製造業景気指数
・19日(水):(英)12月消費者物価コア指数、(米)12月住宅着工件数
・20日(木):(豪)12月失業率、(トルコ)トルコ中央銀行政策金利発表
・21日(金):(日)12月全国消費者物価コア指数

【予想レンジ】
・112円50銭-115円00銭

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