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ぶら下がり健康器、ブルワーカー… 家庭に眠る「往年の健康器具」の行方

実家に健康器具が眠っている人は多い?(ぶら下がり健康器)

実家に健康器具が眠っている人は多い?(ぶら下がり健康器)

 なるべく楽に痩せたい、効率的に筋肉をつけたい──。そんな人々の願望を叶えようと、これまで数多の健康器具が世に出てきた。しかし、思わず飛びついたものの、いつしか使わなくなって部屋の置き物と化しているケースも多いようだ。実際にそういった健康器具を買ったことがある人たちに、現在のそれらの“行方”を聞いてみた。

 メーカーに勤務する40代男性・Aさんは、昨年末、久しぶりに帰省した際、思わぬところで「ぶら下がり健康器」を発見した。

「ぶら下がり健康器が、部屋用洗濯物干しとして活躍していました。子供の頃、兄とアスレチック感覚でよくぶら下がっていたことを思い出しました」(Aさん)

 懐かしさも手伝い、Aさんが冗談半分でぶら下がり健康器を使ってみると、予想以上に「なかなか良かった」という。

「基本在宅勤務ということもあって、肩こりと腰痛がひどくなっていますし、猫背気味になった姿勢が気になっていたんです。ぶら下がるだけで体が伸び、とても気持ちいいことを発見しました。懸垂をすれば、ちょっとした筋トレになります。ネットで調べてみると、今でも普通に売ってるんですね。意外に実用性がありそうなので、自分でも買ってみようと思っています」(Aさん)

 ぶら下がり健康器とともに、Aさんが懐かしさを感じたのが、バネの力を利用して筋力をアップさせるトレーニング器具「ブルワーカー」だ。40~50代の人なら、1980年代の少年誌の漫画広告で見かけたことがあるかもしれない。

ムキムキボディのアメリカ俳優、デビッド・ハッセルホフもブルワーカーで鍛えながらポーズを取る(1979年。Getty Images)

ムキムキボディのアメリカ俳優、デビッド・ハッセルホフもブルワーカーで鍛えながらポーズを取る(1979年。Getty Images)

「当時、少年誌の漫画広告に載っていた、ひ弱な男の子がブルワーカーでたくましい肉体を手に入れ、女の子にモテモテになるという感じのストーリーが刺激的でした。私は当時やせ型だったので、子供心に刺さる、ロマンあふれる器具に見えたのを覚えています。当時、兄がお年玉で買ったので、私も一緒になって、争うようにやっていたのを思い出しました。これも案外、家で筋トレをするのに良さそうだと思って、実家から持って帰ることにしました(笑)」(Aさん)

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