住まい・不動産

「家の前の邪魔な電柱」は動かすことができる? 電力会社に聞いてみた

電柱や電線は動かすことができる?(『ウィズコロナ時代に後悔しない 暮らしの新常識109』より)

電柱や電線は動かすことができる?(『ウィズコロナ時代に後悔しない 暮らしの新常識109』より)

 建て替えなどにより、電柱の設置位置が原因で生活に不便が生じるというケースが少なからずある。そんなとき、問題解決のために場合によっては移設することができるという。どうすれば電柱の移設が可能になるのか、業者に聞いてみた。

ウィズコロナ時代に後悔しない 暮らしの新常識109』(小学館)において、送配電事業を行なう東京電力パワーグリッドの広報担当に聞いたところ、電柱の移設要請は電話もしくはウェブから申し込めるという。

「申し込み後、日程を調整してスタッフと要請者が現地で立ち会い、移設が可能なのか、どこへ移動するのか等の確認をします。移設が可能となった場合は、最終的に要請者から工事費用をいただきます」

 工事費用は約60万円だが、対象が主軸となる電柱だった場合、移設の難易度が上がりさらに費用がかかる可能性もあるという。ちなみに、電線の改修は約12万円、引込線は約3万円、地支線は約7万円がかかる。

 ネット上には「敷地内の電柱であれば無償で移設できる」といった情報が散見されるが、それは必ずしも正しくない。

「家を建てる際に地権者の同意を得た上で電柱を建てています。改築などで電柱を移動したいという場合も、要請者都合となるので費用が発生する場合もあります」

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。