中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

「これってなんの意味があるの?」無駄に感じるビジネス上の“謎慣習”の数々

【人数が多すぎる会議】
 前項と関係してくるのですが、正直、複数部署から参加する会議って4部署ぐらいなんですよ。だったら、決裁権のある人だけが参加すればいいのに、なぜかその人は部下を数名連れてきて、結局12人ぐらいが会議に参加したりする。「あれれれ、こんなに来たの?」なんて言い、隣の会議室から椅子を持ってきたりもする。それでいて、その部下が何か意見を発するかといえばそんなことはなく黙っているだけ。後で上司が報告するだけで、部下はその間に別の仕事をしておけばいいのです。

 こういったワケで、それぞれの人が無駄に感じている「謎慣習」というものがあると思います。上に挙げたものに限らず、合理的でないものについては、見直してみてはいかがでしょうか。

【プロフィール】
中川淳一郎(なかがわ・じゅんいちろう):1973年生まれ。ネットニュース編集者、ライター。一橋大学卒業後、大手広告会社に入社。企業のPR業務などに携わり2001年に退社。その後は多くのニュースサイトにネットニュース編集者として関わり、2020年8月をもってセミリタイア。著書に『ウェブはバカと暇人のもの』(光文社新書)、『縁の切り方』(小学館新書)など。最新刊は『炎上するバカさせるバカ 負のネット言論史』(小学館新書)。

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。