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転職活動でテレワークの有無を「気にしない」が6割 注意すべき落とし穴も

「テレワークは働き方の選択肢のひとつ」とは言ったものの、会社に通うことを何十年と続けた人にとって昨今の情勢は大きな変化であることは間違いない。ただ、人間は良きにつけ悪しきにつけ、慣れるものであることは確かだ。

「『私はフルリモートなんか無理!』と言っていた人でも、『つらいです〜』から始まって、『やっとちょっと慣れました』『今はなんとかうまくやっています!』と、やっていくうちに気持ちも変化しています。慣れるのに1か月の人もいれば半年かかる人もいてそれぞれですが、最終的にはほぼみんな適応できています」(錦戸さん)

 今後は思ってもみなかった業種、職種でテレワークが行われるようになるかもしれない。たとえば、これまではできなかった、薬剤師のオンラインによる服薬指導は、規制緩和により年内にも可能になる見通しだ。

 もちろん、テレワークも万能ではないが、“食わず嫌い”で避けてしまい自分の可能性を狭めるのはもったいない。企業もリモートであろうが出社しようが、柔軟に対応できる人を求めたいはず。

 テレワークはコロナ禍が去っても時代の要請があるのだから、今後は対面と非対面を組み合わせ最適化した働き方が求められるのではないか。私たちはこれまでの常識を見直し、もう一段階、意識を変える必要がありそうだ。

取材・文/岸川貴文(フリーライター)

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