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副業で注目の「代行業」 愚痴聞き代行、買い物代行、お母さん代行の時給は

「愚痴聞き代行」の報酬はいくら?(イメージ。Getty Images)

「愚痴聞き代行」の報酬はいくら?(イメージ。Getty Images)

 長引くコロナ禍による不況や値上げラッシュで家計は苦しくなる一方。ただ、昔と違って今は隙間時間でスマホやパソコンを使って、いつでもどこでも自由に副収入を得られる時代になった。自分の特技や趣味を活かした副業を始めて、小遣いや家計の足しにすることもできる。

 とはいえ、これといったスキルがないというのなら、買い物から結婚式まで、ありとあらゆることを“代行”する副業もある。時間の融通がききやすいほか、ものによっては時給が高く、ちょっと変わった仕事も多い。副業に詳しいファイナンシャルプランナーの飯田道子さんが言う。

「『愚痴聞き代行』は、ひと会話500~1000円ほどですが、延長する人が多いので、収入が増えやすい。家にいながら電話で愚痴を聞くだけなので、スキルも不要です」

 ほかにも、メルカリなどの発送、買い物、グッズやチケット購入列に並ぶ、モーニングコール、お遍路、結婚式の出席、プラモデルやジグソーパズルの制作……副業にできる代行業は、もはや数えきれないほどだ。

「買い物代行は、家族の介護をしている人など、外に出る時間を取りづらい人からの依頼が多く、時給が1500~2000円と高くても依頼される場合も多い。ただし、あまりにも法外だと買い手はつきません。登録しているサイトで似たサービスを提供している人をよく見て、大体の相場を掴んでから価格を設定しましょう」(飯田さん)

 家事代行などの技術が求められる副業は、素人も多いスキルシェアサービスよりも、プロの便利屋に頼みたい人も多い。「便利屋で経験を積んでから退職し、スキルシェアサービスに登録して高収入を得る」という手もある。消費生活アドバイザーでファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんが言う。

「以前シッター派遣会社を通して子供の送迎を頼んでいたシッターのかたが独立。その後も、同じかたと個人的に契約・交渉して料金を割引してもらいましたが、シッターのかたは業者を介さない分、報酬が増える。理想的な働き方だったと感じます」

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