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円安時は世界に資産を振り分けよう 投資信託を使ったインデックス投資でリスク低減

現金の価値が目減りするインフレ下では投資の重要性が増す(イメージ)

現金の価値が目減りするインフレ下では投資の重要性が増す(イメージ)

 20年ぶりとなる1ドル130円台を記録した超円安が7月に入っても続き、物価の上昇にも歯止めがかからない。インフレ下では、現金の価値は目減りする一方だ。「投資はリスク。現金が一番安全」と言われていた時代は、終わりを告げた。家計再生コンサルタントの横山光昭氏(マイエフピー代表)が語る。

「日本で生活するうえでは日本円を持っていれば十分、という考え方をまずアップデートしましょう。円の価値が目減りするなかでは、いくら現金を持っていたとしてもジリ貧です。円は使う分だけ手元に残し、あとは運用に回す“すみ分け”が求められます」

 とはいえ、周辺環境が混迷を極めるなか、不透明な世界経済を読み、投資を行なうのはリスクが高いように思える。

 そこで横山氏が推奨するのが、投資信託を使った「インデックス投資」だ。

「リスクを極力減らしつつ、資産を増やす投資方法です。そもそも投資信託とは、運用会社が投資家から集めたお金を複数の株式や債券などに分散して投資する仕組み。仮にどこか1社の株価が暴落しても、ほかの会社の株が補ってくれるので、個別株に投資するよりリスクが低いことがメリットです」(横山氏)

 インデックスとは、日経平均株価などの「代表的な指数」のこと。

「インデックス投資は、それらの株価指数に連動することを目指して運用する『インデックス・ファンド』に出資することです。いつ、どの会社の株を売り買いするかなどの判断はすべてファンドが担ってくれるので、一度買えば基本的に“ほったらかし”でいいのも投資初心者には魅力」(同前)

 さらに、株価指数は長期的に見れば上昇し続けており、長く運用すればするだけ、大きなリターンが得られている。

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