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2022年上半期に売れたもの 1位「オートミール」はコロナ前と比べて13.5倍に

2021年1~5月の金額前年比トップ10

2021年1~5月の金額前年比トップ10

 この3年でここまで売り上げを伸ばしたオートミールだが、昨年上半期の1位は麦芽飲料だった。こちらは、大麦を発芽させて乾燥し、加熱したもの(麦芽)が入っている飲料のことで、代表的な商品はネスレの『ミロ』。鉄分が含まれていることから、貧血予防によいと話題になり、一時は生産が追い付かず、販売休止になった。

 昨年上半期には、2位のプロテイン粉末、4位の血圧計、7位の栄養バランス食品(『カロリーメイト』など)といった健康を意識した商品や、5位のヘアトリートメント、6位のテーピングなどのセルフケア需要のものがランクインしている。

「昨年の上半期は、まだまだ続くコロナ禍において、家の中での生活を充実させるものが多かった印象です」

 ちなみに、昨年上半期3位の玩具メーカー菓子は、『鬼滅の刃』などアニメ関連の菓子、9位のしわ取り剤は、「顔のしわ」ではなく、「衣類のしわ」を取るミスト類のことだ。2021年3月に花王からしわや消臭・抗菌、ウイルス除去効果をうたった『エマール リフレッシュミスト』と、消臭・抗菌効果に加え、スカートのプリーツを指先で整えることができるなど、文字どおり「カタチをメイクする」効果をうたった『エマール カタチメイクミスト』が発売され、大ヒットしている。

 また、10位の女性用保健薬は、「更年期などの女性の不調を改善する薬」のことで、代表的なのは小林製薬の『命の母シリーズ』。コロナ禍で心身に不調を感じる女性が多く、手に取ったと考えられている。

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