快適クルマ生活 乗ってみた、使ってみた

「日本にハーレーは合わない説」を覆す!軽量ハーレーダビッドソン「RH975ナイトスター」の乗り心地レポート

映画のような、大きく持ち上がったチョッパーハンドルでのけぞるように乗るのではなく、ストレートハンドルに前傾で乗るという、スポーティなスタイル

映画のような、大きく持ち上がったチョッパーハンドルでのけぞるように乗るのではなく、ストレートハンドルに前傾で乗るという、スポーティなスタイル

 バイクに乗る人だけでなく、アメリカ文化や映画をきっかけに憧れの存在ともなっている「ハーレーダビッドソン」。そんな“憧れのハーレー”の中でも手が届きやすい1台が、2022年4月に登場した「RH975ナイトスター」だ。シリーズ「快適クルマ生活 乗ってみた、使ってみた」、今回は自動車ライターの佐藤篤司氏が「RH975ナイトスター」に実際に乗車し、その乗り心地をレポートする。

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 以前、どこかで読んだ記憶があるのですが「暑いときは南へ、寒くなったら北に向へ。それこそ旅の醍醐味」という言葉がずっと心に残っています。一年中、エアコンディショナーの効いた車内で、寛ぎながら移動の便利さだけを享受していると、季節の移ろいや土地それぞれの空気に触れることが少なくなり、そんな言葉すら色あせてしまうように感じます。

 そして今、記録的な猛暑が続くなかで、ある1台のビッグバイクに跨がりました。「ハーレーダビッドソン・RH975ナイトスター」です。そこには、すっかり緩んでしまった自分の精神に対する、痛烈なメッセージが潜んでいたのです。

心をざわつかせる存在

 1970年に日本で公開された映画『イージー・ライダー』という映画史に残る名作をご覧になったことはあるでしょうか? 半世紀以上も前、若者文化に対して強烈なメッセージを与えた映画です。砂埃が舞う荒野に主演のピーター・フォンダがハーレーに跨がって現れます。彼は何も語ることなく、腕時計を外し、まるで何かと決別するようにして、地面へ投げ捨てます。そこにもう1人の主演、デニス・ホッパー(監督でもある)がやはりハーレーに跨がり現れます。そして2人はなにも語ることなく、どこまでも続く一本道へとハーレーで、走り出していくのです。タイトル・バックにはステッペンウルフの『BORN TO BE WILD(邦題:ワイルドで行こう)』が流れます。「自由への旅立ち」とでもいうのでしょうか。オープニングから観るものの目と心を一瞬にして釘付けにします。

 以来、ハーレーは体制に対する反逆のシンボル、自由を求める若者たちの精神的なよりどころのような存在となったのです。実際に走れば車重もあり、乗り方にも少々コツがいる。決して素直なバイクではありませんが、それでも「いつかはハーレーに乗ってみたい」というリスペクトを抱かせているのです。

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