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バンダイも困惑?「たまごっち」がロシアで爆売れ ウクライナ戦争も影響か

2022年8月23日 7:00 マネーポストWEB

「たまごっち」が今ロシアで人気沸騰の謎(Getty Images)
「たまごっち」が今ロシアで人気沸騰の謎(Getty Images)

 なぜか今、携帯型育成玩具の「たまごっち」がロシアで爆売れしている。ロシアの国営通信社・タス通信が7月26日に報じたところによれば、同国のオンラインストア「Wildberries」において、たまごっちの2022年上半期の売り上げは前年比で338%増加。また、同国のオンラインストア「Ozon」では、今年6~7月の販売数が前年比で約4倍に跳ね上がったという。

 たまごっちは、1996年にバンダイから「デジタル携帯ペット」というコンセプトで発売されたキーホルダー型の電子ゲームだ。たまごっちという画面上の生物にエサを与えたり、糞の掃除をしながら育てていき、ちゃんと世話を続けていれば進化(変身)するのだが、世話を怠ると機嫌が悪くなったり、死んでしまうこともある。

 日本で発売されるやいなや、たまごっちは女子高生を中心に人気が爆発。品薄で入手困難となり、入荷情報を聞きつけた人々が店の前に長蛇の列をなす光景が連日メディアに報じられた。1997年の新語・流行語大賞で「たまごっち」がトップテン入りを果たすなど、社会現象となった。1998年になるとブームは沈静化したが、その後、赤外線通信機能がついた新シリーズを発売し、2004年頃から人気が復活。以来、現在に至るまで次々と新シリーズが登場しており、堅調な売り上げを維持している。

 そんなたまごっちが、なぜ今、ロシアで大きく売り上げを伸ばしているのか。製造元のバンダイに見解を聞いたところ、「個別の地域別売上は開示しておらず、回答は控えさせていただきます」(経営企画部・広報チーム)とのことだった。

 海外の玩具事情に詳しいITジャーナリストはこう語る。

「実はバンダイ自身も売り上げ増の明確な理由が分かっていないと聞きます。ロシアで流通しているたまごっちは中国製のニセモノが多く、どこまで正規品が流通しているかは疑問です。ただ、ロシアは『テトリス』を生んだ国ですから、電子ゲームは昔から広く親しまれてきた。そういった土壌もあって、これまでもたまごっちはロシアで人気を得ていました。

 今年になって売り上げが激増した要因として、現地の報道では“手ごろな価格”や“懐かしさ”が挙げられていますが、2月から始まったウクライナ侵攻の影響もあるのではないか。悲惨なニュースが連日報じられ、ロシアが世界中から非難される中、国民が精神的な安らぎや癒しを求めて、たまごっちの需要が増えたという可能性はあるでしょう」

 国際情勢は緊張が続いているが、たまごっちは国の垣根を超えて愛されているようだ。

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