SNSを経由して、海外のメイクトレンドが日本に流入し、人気化するケースは珍しくない。K-POPの流行に伴って、韓国の「オルチャンメイク」が一気に流行ったのは記憶に新しい。2020年代になると中国の「チャイボーグメイク」もトレンドとなり、現地のコスメも数多く輸入されるようになった。そんななか、最新のメイクトレンドとして人気に火がつき始めているのが、「タイ」のメイク、通称「スワイメイク」だという。
「スワイ」とはタイ語で「かわいい」「綺麗」を意味する言葉。世界的な潮流となっているジェンダーレスな力強さを演出する魅力と、南国ならではの「崩れない」ベースメイクがポイントだ。
SNSでスワイメイクを紹介していた女子大生のAさん(21歳)が、スワイメイクにハマったきっかけを教えてくれた。
「タイにハマったきっかけは、ジャニーズのSnow Manのメンバー、向井康二くんがきっかけです。康二くんは、日本とタイにルーツを持つメンバーで、そこからタイに興味を持って、その後はタイのBLを友達に勧められてから『タイ沼』にハマった感じです(笑)。
タイのスワイメイクは、たまたまインスタグラムのメイクアカウントで紹介されていたので知りました。韓国や中国のメイクよりも、媚びない感じで気に入って自分でもSNSで紹介するようになりました」(Aさん)
スワイメイクのポイントはどんなところにあるのか。
「ポイントは、崩れないセミマットな肌、アイメイクはヌーディーに仕上げて、眉毛は眉頭を立ててふさふさ感じを出し、太めに強調すること」(Aさん)