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大仏写真家が選ぶ「インパクトのある大仏」ランキング15 季節によって変わる姿も魅力

1992年建立の牛久大仏(茨城県牛久市)。全高120m。ブロンズ(青銅)製仏像では世界最大で、ギネス世界記録にも登録されている

1992年建立の牛久大仏(茨城県牛久市)。全高120m。ブロンズ(青銅)製仏像では世界最大で、ギネス世界記録にも登録されている

 長引くおうち生活にそろそろピリオドを打ちたい! そう考えているあなた、スケールの大きな大仏を見に出かけませんか? 縮こまった気持ちをゆったりさせてくれる、全国各地の大仏様をご紹介します。

「私はもともとタワーや展望台やダムなどの高くて巨大な建造物が好きでしたが、12年ほど前、『茨城県牛久市の大仏がすごいよ』と友人にすすめられて見に行ったら、忽然と出現した巨大仏のインパクトに愕然として、以来、大仏の虜になってしまったんです」

 そう話すのは、大仏写真家として全国を撮り歩く女性カメラマンの半田カメラさんだ。大仏の魅力について、彼女は次のように語る。

「露座の大仏様の写真は、風景を見せながらも、人型の建造物をいかに素敵に見せるかが、写真家として腕の見せどころだと思っています。仏様は“人にあらざるもの”ですが、その仏様をどう撮ったら素敵に見せられるかは、私たちがポートレートで常に苦労しているところです。

 屋外大仏は周囲の環境が季節によって変わるので、そこも面白いと思います。花が咲いていたり、雪が積もったり、夜景や月夜だったり。光線の当たり方も、斜光や逆光、順光などで行くたびに状況が変わるので、飽きることがありません。大仏様によっては、遠く・近く・横・後ろなど、自由な角度から眺めたり触ったりできたり、〈胎内拝観〉で地下迷路のような空間や構造が楽しめる点も見逃せません」(半田さん・以下同)

 なるほど確かに、大仏は想像以上にスペクタクルでSF的な楽しみにあふれた行楽スポットとして、何度も訪ねる楽しみがある。

 半田さんが選んだ「インパクトランキング」順に、秋の行楽におすすめの大仏を以下にご案内しよう。

インパクト度1位は「牛久大仏」

 奈良や鎌倉の大仏について学校で習っても、地図と表にある比較的新しい大仏は案外知らない人も多い。しかし、それぞれ意外なエンターテインメント性にあふれている。

 半田さんがインパクト度1位に選ぶのは、茨城県牛久市の浄土真宗東本願寺派の牛久浄苑に隣接している『牛久大仏』(牛久阿弥陀大仏)だ。

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