家計

“実質義務化”のマイナンバーカード マイナポイント2万円分ゲットのための手続きガイド

3つの選択肢がある

 ポイントが付与される先となる「キャッシュレス決済サービス」はどう選べばいいのか。

 10月現在、マイナポイントを受け取れるキャッシュレス決済サービスは116事業者。風呂内氏が言う。

「主な選択肢は、『QRコード決済』『電子マネー』『クレジットカード』の3種類です。基本的に自分の生活圏で利用できて、普段から使い慣れているサービスで選ぶといいでしょう」

 QRコード決済はスマホを通じて支払いなどをするサービスで、代表的なのはPayPayだ。スマホのアプリでQRコードを表示し、店側がそれを読み取って決済するため、スマホが必須。

 電子マネーは、カードにお金をチャージして決済を行なう。SuicaやWAONなど、カードをピッとかざして支払うサービスで馴染みのある人も多いだろう。

 クレジットカードを選択すると、カード会社が運営する独自のポイントが貯まる。楽天カードの楽天ポイントなどが代表例だ。貯めると1ポイント1円などで利用できる。

「電車の利用が多いならSuica、普段の買い物で使いたいなら多くの店に対応するWAON、スマホで支払いを済ませているならPayPayなど、『実際に利用できるかどうか』『どういった目的で利用したいか』を意識するといいでしょう」(風呂内氏)

 どれにも馴染みがないという人に風呂内氏は「これを機にキャッシュレス決済に慣れるのも一つ」とアドバイスする。

「銀行で預金引き出しに100~200円ほどの手数料がかかるのに対し、今のところキャッシュレス決済は無料で利用できるものがほとんど。物価高の今、積極的に利用することも家計を守ることに繋がります」

 制度を賢く活用することが重要なのだ。

※週刊ポスト2022年11月4日号

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