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家計

ポイ活に必死になるとお金が逃げていく? ポイント目当ての不要な買い物には要注意

ポイント目当てに出費が増えては元も子もない(イメージ)

ポイント目当てに出費が増えては元も子もない(イメージ)

 貯蓄の基本は、支出を収入よりも少なくすること。クレジットカードで分割払いやボーナス払いをして浪費しがちな人は要注意だ。現金払いかデビットカード、電子マネー払いにして、予算を管理しながら使いすぎないよう気をつけたい。そのうえで、効率よくポイントを集める「ポイ活」も大切。消費生活アドバイザーの丸山晴美さんがアドバイスする。

「ポイ活のコツは、自分が貯めたいポイントのカードや店、サービスに絞り込んで、その“経済圏”に自らのみ込まれることです。Tポイント、楽天ポイント、Pontaポイント、dポイントが“4大ポイント”です。

 例えば、楽天カードや楽天市場、楽天モバイル、楽天証券などをよく使うなら楽天経済圏、docomoのスマホを持っているならdポイント、auのスマホを持っているならPontaポイント、三井住友カードをメインで使うならTポイント……と、それぞれに特徴がある。どのポイントも還元率などにはそれほど大きな差はないため、よく利用するサービスや自分にとって貯めやすいポイントだけに集中してポイ活を」

 4大ポイントはどれも「ポイント運用」ができる。株式投資のようにポイントで投資すると、株価に連動してポイントが変動する。元手はポイントなので、仮にゼロになったとしても、自分のお金は1円も減らない。

 ただし、ポイント目当てに不要な買い物をする“ポイント集め病”には要注意。家計再生コンサルタントの横山光昭さんが言う。

「ポイントはあくまで買い物のおまけのようなもの。例えば、500円引きのクーポンを使うために5000円の買い物をするような“クーポン病”や、送料無料になる金額まで買う“送料無料病”にも気をつけて」

 中には、欲しいものがなくても、キャンペーンや割引を探してショッピングサイトを巡回して、結局ムダ遣いしてしまう人も。

「サイト上で商品を買い物かごに入れたらすぐに決済せず、ひと晩おいて、朝になってから本当に必要かどうか、冷静に考える習慣をつけましょう」(横山さん)

 多くのショッピングサイトでは、夜間にも頻繁にセールを行っている。これは、疲労感や眠気によって、夜は判断能力が落ちて、衝動買いしやすいからだともいわれている。夜や疲れているときのネットショッピングは浪費になりやすいと心得よう。

※女性セブン2022年11月24日号

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