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街コンビジネス、運営者が明かす裏側「利益率を左右するのは料理代」「女性の参加費が安すぎるとトラブルも」

街コン運営側の収支構造

 アウトドア系趣味コンの登場により、これまで合コンや婚活イベントに消極的だった層が新たに参加するようになっているという。

「テーマがあるとガツガツしなくて済みますし、話題もお互いに振りやすいですよね。好みのタイプがいなくても楽しめるので、“損した感”も生まれにくい。恋人は欲しいけれど、まずは気の合う異性と知り合いたい、友達を作りたいというライトな層を獲得していきました。いわば“友活”需要にも応えられるのが趣味コンなのです。退職後のセカンドライフを考える50~60代といったシニア層の参加も増えてきており、年齢層も需要も広がってきていることを実感します」

 では、街コン運営側の収支構造はどのようになっているのか。三輪さんはその内訳を次のように明かす。

「街コンの料金は男性が4000~6000円、女性は1000~2000円が一般的です。街コンはランチやディナーの飲み会のようなものが主流で、居酒屋などで食事をしながら会話をします。これだと飲食代が入るため、参加費がどうしても高くなります。男性6000~8000円、女性1000~3000円の参加費の場合、参加者1人あたりの平均は3500~5500円。真面目にやっているところは、飲食に3000~3500円を充てています。

 このほかに、イベントポータルサイトを使うと集客に手数料がかかり、参加者1人あたり1000~1500円をポータルサイトに払います。

 とはいえ、参加者1人あたり3500~5500円の収入なのに、飲食代と集客代で4000~5000円ほどのコストがかかると、ほとんど儲けはありません。そこで、利益を出すには料理の質を落とすしかない。運営元によっては、料理代として2000円くらいの店を使うことがあります。すると、参加者1人あたり3500~5500円の収入に対し、飲食代と集客代で3000~3500円。こうすると、参加者1人あたり500~2000円の利益になるというわけです」

 手元に残る利益率の目安としては30%程度いけば悪くない、という収支構造のようだ。

「当然ですが、公式LINEやホームページ経由など自社で集めた場合、利益率はさらに上がり、やり方によっては参加費の50~60%にもなります。参加者全員をポータルサイトで集めるわけではないので、現地に行かせるスタッフの人件費を考えても最低4人集まればビジネスとして成り立ちます。最近は2対2とか2対3くらいの少人数でも決行することが多いですね」

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