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「どうしてって聞かれても…」 推し活で頻繁に「推し変」する人たちの事情と本音

「推し活が負担になってやめる→新しい推し活」のループ

 IT企業に勤める30代男性・Cさんは、声優やVTuberが好きだが、推し活が徐々に負担になり、“推し”から降りてしまうことも少なくないという。

「仕事が忙しかったり、ストレスがたまっていたりすると、推し活が負担に感じてしまうんです。“推し”は精神的な支えだったのに、重たくなってしまう逆転現象……。ずっと好きでいたいと思っていても、推し活が負担になり、やめてしまう。そうすると気持ちが楽になって、時間が経過するにつれて、また推したい人が出てきて、推し変するというループです」(Cさん)

 そんなCさんは、“推し”を降りたことで後悔したこともあった。かつて推していた声優やVTuberの引退や活動休止の報に接したときだ。

「最近、声優やVTuberの活動休止や引退が増えていて、自分の“推し”が足りなかったのかと、複雑な気持ちになったりしました。ただ自分のなかで、推し活=お金をかける、すべての作品をチェックする、みたいにハードルを上げていたことで、自分が疲れていたことは事実。“ガチ勢”になりたかったんですけど、今は、お金も時間も無理せず楽しく推し活できればいいという境地に至りました」(Cさん)

 長年同じ“推し”という人もいれば、短期間で変える人もいる。推す人の数だけ、推し方もさまざまな形があるようだ。(了)

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