家計

家族でできる冬の光熱費節約術 「1つの部屋に集まって過ごす」「続けて入浴する」も有効

家族のひと工夫が光熱費の節約につながる(写真:イメージマート)

家族のひと工夫が光熱費の節約につながる(写真:イメージマート)

 食料品や光熱費の値上がりが続くなか、日々の出費を抑えていく工夫が必要だ。冬場は、特にかさみがちな光熱費の節約が肝になる。政府は電気・ガス代の負担軽減策を講じるというが、どこまで有効かは見通しにくい。消費生活アドバイザーの丸山晴美氏は、光熱費節約には「暖房効率を上げることがポイント」だという。

「室内の暖かい空気を逃さないために、『厚手のカーテンに替える』『窓枠に隙間を塞ぐテープを貼る』『窓に梱包用のエアキャップを貼る』などの対策が有効です」(丸山氏、以下「 」内同)

 室内が寒い時はエアコンの設定温度を上げて対処しがちだが、真っ先に行なうのは得策ではない。

「家庭でもウォームビズが有効です。体感温度はカーディガンを1枚羽織るだけで2.5℃、靴下やスリッパを履くだけで0.6℃上がります。レッグウォーマーやネックウォーマーも効果的です」

 さらに、“ウォームシェア”の実践で節約効果はより高くできる。

「家族が1つの部屋に集まって暖房や照明を共有すれば、光熱費の節約に。室温は20℃、湿度は体感温度を高める40~60%が目安。エアコンの設定温度を22℃から2℃下げるだけで、暖房期間5.5か月の電気代は約4100円削減できます」

 入浴の仕方をひと工夫することでも節約になる。

「浴槽に蓋をして沸かす。そのうえで、(自動追い焚きを使わないよう)家族が続けて入浴すれば、年間4350円の節約になるとされます。また、お湯張りの量を20L減らすと、水道とガス代の合計で年間約3700円の節約が実現できます」

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