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家計

節約アドバイザーが教える冬の節電術「部屋の湿度は40~60%」「暖房の設定温度は20℃」

電気代がかさむ冬ならではの節電テクニックを9つ紹介(イメージ)

電気代がかさむ冬ならではの節電テクニックを9つ紹介(イメージ)

 いよいよ寒い冬がやってくる。冬といえば、1年の中で最も電気代が高くなる季節だ。電気代が値上がりする昨今、いかにして節約につなげればよいのか。今こそ取り組みたい節電術について、節約の達人に意見を聞いた。

 節約アドバイザーの丸山晴美さんはこう話す。

「日照時間が短くなるので、照明を使う時間も長くなります。さらに、外気温と室内の温度差が大きくなるので、適温まで室温を上げるのにも多くのエネルギーが必要になります」(丸山さん・以下同)

 暖房のエアコン代は、冷房の約2倍かかる。それだけ“暖める”のは、多くの電力を消費するということだ。

 さらに、今冬は電気料金の値上がりの影響も大きい。東京電力の場合、標準的な家庭で、12月は使用電力量が同じでも、前年より1641円高くなる見込みだ。

「日本の電気事業者が発電している電気の多くは、石炭や液化天然ガス(LNG)などを燃料とした火力発電によるもの。これらの燃料は海外から輸入しているのですが、ロシアによるウクライナ侵攻や円安などの影響で、輸入価格が高騰しています。燃料費が高くなっているため、電気料金も比例して値上がりが続いているんです」

 いまのところ電気料金の値上げが落ち着く見通しは立っていないという。

電気代をぐっと減らす節電テクニック9選

 では、節約・節電を実現するためにはどうすればよいのか。具体的な9つのテクニックを紹介しよう。

●国の節電プログラムに参加で2000円相当のポイントゲット

 2022年12月31日までに、国と小売電気事業者が行っている“節電プログラム”に登録すると、電気使用料などにも使える2000円相当のポイントがもらえる。「登録すると、国と事業者から節電につながるミッションが送られてきて、達成度合いに応じてポイントが付与され、ゲーム感覚で節電に参加できます」(丸山さん・以下同)。

●“ウオームシェア”で暖かさを共有する

 ウオームシェアとは、各人がそれぞれ別々に暖房機器などを使うのではなく、ひとつの部屋に集まって暖かさを共有しようという考え方。「家族が同じ部屋に集うことで、照明やテレビなどの節電にもなります」。

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