田代尚機のチャイナ・リサーチ

「本当にロケット発射実験なのか?」謎の飛行物体に日中韓が騒然 中国で拡散される“UFO情報”

「中国当局がUFOを回収している」との情報も

 中国本土の情報空間では、荘子、孔子、李白は宇宙人(外星人)か、宇宙人と人間との混血であるといった類の奇妙奇天烈な話も簡単に見つかる。米国や世界の異常現象に関する話などもたくさん紹介されている。中国本土は、マニアにとっては情報の宝庫と言えるかもしれない。

 昨年12月には米国サイトが報じたとして、次のような情報が話題になった。11月5日現地時間午後3時ごろ、那覇米軍基地の探査装置は中国大陸からある異常な電磁信号をキャッチ。詳しく調べてみると、それは中国重慶市付近から発せられたもので、中国が宇宙人の乗るUFOを撃ち落とした時のものだという。高性能の衛星を通して採られた、直径60インチ(152.4センチ相当)程度の円形金属物の上に布が被せられている写真が証拠としてあるそうだ。

 その情報によると、「中国当局は撃ち落としたUFOと宇宙人に関する情報を隠している。宇宙人が捉えられ、UFOが回収された可能性を否定できない。UFOの合金技術や推進装置に関する原理などについて、中国側が研究して、それを消化し、自国の軍事技術に利用するリスクを、米国側は強く憂慮している。米国軍部は議会を通してこの事件の重要性を国に訴えており、日本に対するF22(ステルス戦闘機)の輸出に同意するよう催促している」……そうだ。

 米国防総省は7月、UFOなどを調べるために「全領域異常解決室」を新設している。米国側の報道によれば、これまで数多くの報告が寄せられているという。

 中国では町中至る所に監視カメラが張り巡らされている。世界では高性能の衛星によって絶えず全土の撮影が続けられている。(本当に居るのなら)そろそろ宇宙人やUFOの決定的な映像が撮られてもおかしくないと思うのだが、どうなのだろうか。

文■田代尚機(たしろ・なおき):1958年生まれ。大和総研で北京駐在アナリストとして活躍後、内藤証券中国部長に。現在は中国株ビジネスのコンサルティングなどを行うフリーランスとして活動。楽天証券で「招財進宝!巨大市場をつかめ!今月の中国株5選」を連載するほか、ブログ「中国株なら俺に聞け!!」も発信中。

関連キーワード

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。