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「いま稼げる資格」の数々 インボイス制度開始で日商簿記に注目、介護系・医療事務も再就職に有利

どのような資格を取得すれば再就職に役立つのか(イメージ)

どのような資格を取得すれば再就職に役立つのか(イメージ)

 円安、増税、物価高……ウンザリするようなニュースが毎日のように耳に入る状況で、家計は苦しくなるばかり。「せめてマイナス分だけでも稼がなくては」と考え、新たに仕事を始めようという主婦も多いだろう。そして、効率よく稼ぐために、必要となってくるのが「資格」。いま稼げる再就職のために役立つ資格とは何か──。

 求人情報サイト「しゅふJOB」の調査によると(※2020年調査。回答者数は559人)、資格を生かした就業経験者は69%で、日商簿記、介護系、医療事務の資格が再就職に有利であることがわかった。いずれも、資格取得の際に「一般教育訓練給付金」などの制度が活用できるのも魅力だ。

 日商簿記検定2級・3級について、「しゅふJOB」を運営するビースタイルメディア代表取締役社長・石橋聖文さんはこう語る。

「2023年10月から、消費税の仕入税額控除の方式『インボイス制度』が始まり、さらに需要が高まります」

 賃貸不動産経営管理士も専門家が勧める資格の一つだ。「キャリア・マム」の代表取締役・堤香苗さんがいう。

「2021年の国家資格化により難易度が上がっているため、取るなら早めにチャレンジを」(堤さん)

 介護系にも有力な選択肢がある。介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)について堤さんは「在宅介護が増える時代、ますます必要とされます」。サービス提供責任者も「AI技術が進み、今後はよりマネジメント能力が求められる時代になりますから、介護業界で働くかたはこの役職を目指すことをおすすめします」(堤さん)。

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