電気・ガス代の節約テクニック26選を紹介(イメージ)
4月の飲食料品値上げが4225品目(主要メーカー1196社について、帝国バンク調べ)あると発表されたことで家計を預かる主婦が頭を抱えるなか、さらに4月使用分(5月検針)からの光熱費の値上がりも確定した。固定費の値上がりは家計を長期にわたって逼迫させるため、根本的な見直しが必要になる。どこをどう見直して削るのか、節約アドバイザーの丸山晴美さんと節約研究家の小松美和さんに裏ワザを教えてもらった。
※本記事の節約額は「経済産業省資源エネルギー庁 無理のない省エネ節約」、東京ガス「ウルトラ省エネブック」などを参照。
目次
- 10年前のエアコンを買い替えると年間約4154円節約
- 間隔をあけずに入浴すると年間約6190円節約[*]
- 冷蔵庫の設定温度を「強」から「中」にすると年間約1910円節約[*]
- 照明器具をLEDに替える→年間約2108円節約
- テレビを見ないときは消す→年間約895円節約
- 給湯器の温度を42℃から40℃に下げる→年間約2153円節約[*]
- 料理の下ごしらえに電子レンジを使う→年間約860円節約
- 長く使用しない電気ポットのプラグを抜く→年間約3330円節約
- 炎を鍋底からはみ出させない→年間約390円節約
- 掃除機の使用時間を1日1分短縮→年間約170円節約
- 温水洗浄便座を使わないときはフタを閉める→年間約1080円節約
- 炊飯器で保温せず、電子レンジで温め直す→年間約360円節約
- 冷蔵庫の上には何も置かない
- 冷蔵室は食材を詰め込みすぎず、冷気を循環させる
- 冷凍室には食材をぎっしり詰める
- 風呂を沸かすときはかき回さない
- 充電式電池のセンサーライトを廊下やキッチンに置く
- 洗濯物は洗濯機の容量の8割に
- 湯船にアルミシートをのせて保温
10年前のエアコンを買い替えると年間約4154円節約
「経済産業省資源エネルギー庁によると、現在の省エネタイプエアコンは、10年前のモデルと比べて約15%省エネ性能が向上しています」(丸山さん)
【その他こんな節約方法も】
・フィルターを月に1~2回掃除→年間約990円節約
・外気温度31℃のとき、エアコン(2.2kW)の冷房設定温度を27℃から1℃上げる(使用時間:9時間/日)→年間約940円節約
・冷房の使用を1日1時間短縮(28℃)→年間約580円節約
間隔をあけずに入浴すると年間約6190円節約[*]
[*湯を入れた浴槽を2時間放置すると湯温が4.5℃低下する。その湯(200L)を追いだきした場合(1回/日)]
「1人あたりのシャワーの使用水量は約50L、4人家族だと水量は200Lになるため、浴槽に湯を入れたのと同じ量に。1~3人までの場合はシャワーのみでもいいですが、家族が4人以上なら、浴槽に湯を入れて、髪や体を洗う際はその湯を使い、家族全員が時間をあけずに入浴して追いだきをしない、というのが理想的です」(節約研究家・小松美和さん)
【その他こんな節約方法も】
・シャワーを不必要に流したままにしない(45℃の湯を流す時間を1分間短縮した場合のガス代)→年間約2070円節約
冷蔵庫の設定温度を「強」から「中」にすると年間約1910円節約[*]
[*節約金額は周囲温度22℃の場合]
温かいものを冷まさずに入れると庫内の温度が上がり、冷やすのにエネルギーが消費され、電気代が上がるので注意したい。
「わが家の冷蔵庫使用は3秒ルールが定番。開けている時間を短くすると電気代がカットできます」(小松さん)
【その他こんな節約方法も】
・壁から適切な間隔で設置→年間約1400円節約
・食材を詰め込みすぎない→年間約1360円節約
・無駄な開け閉めをしない→年間約320円節約