信頼回復に務めるなかで、新たな疑惑(中部電力本店。写真/共同通信社)
原発のデータ不正で揺れる中部電力。信頼回復に努めるなか、子会社による新たな疑惑が浮上した。電気自動車(EV)の普及を支える充電器ビジネスで、補助金の“水増し申請”を繰り返していた可能性が関係者からの告発で明らかになった。クリーンエネルギー普及の名の下で何が起きているのか。【第1回】
充電器設置で業界1位
浜岡原子力発電所(静岡県)の安全審査で「データ不正」が発覚した中部電力。同社の林欣吾社長は記者会見で再稼働の必要性を強調したが、信頼性の喪失は深刻だ。
「原発の安全性を揺るがす背信行為と受け止められ、原子力規制委員会は浜岡原発の審査停止を決定。立ち入り検査を行なった。中部電力のガバナンス不全が厳しく問われています」(社会部記者)
不正に揺れる中部電力だが、本誌の取材で新たな疑惑が持ち上がった。
